【広がる展望】 自分自身の「限られた経験や知識」に縛られてはならない

心理・思考・時間

あなたを圧迫するものは、なにも家庭だけではない。

家庭からの圧力のおよばないところでも、たぶんあなたは犠牲になっていると感じているはずだ。

仕事や職場での束縛である。

雇い主や上司というものは、下で働くあなたたちが自動的に人権を放棄して言いなりになってくれるものと考えている。

現金や商品と同じように、必要なときには手元に置き、必要がなくなれば捨てられるもの、つまり動産的なものと信じている場合が多いのだ。

仕事上、上司に巧みにあやつられているような気がしたり、会社の幹部や規律に踊らされているように感じたりするのは、無理もないことなのである。

一日に少なくとも8時間、そのような状態におかれていれば、誰しも、仕事自体を憎んだり、自分をいけにえのように感じたりするだろう。

あなたはひょっとすると、会社の規則のために、愛する者たちと別れることを余儀なくされているかもしれない。

あるいは、普段の自分からは考えもつかないような言動をしているかもしれない。

仕事でなければ、こんな言動をするはずがないのに、と感じることだってあるだろう

あるいはまた、気の合わない上司や同僚とうまくいかずに困っているかもしれない。

仕事のために、自分の自由や家庭サービスを放棄するのは、仕事に対する行き過ぎた忠誠にすぎない。

このような忠誠心はかえって、仕事における犠牲という、家庭につづいてもう二つの巨大な犠牲への道を開くのである。

仕事に対する期待が裏切られたり、そのために自分が萎縮させられている場合にはどうすべきか。

あるいは、仕事やそこからくる責任によって、自分が犠牲になっていると感じる場合にはどうすればいいのか。

まずはじめに、会社の中で自分が、今、何をしているのかをよく自問してみてほしい。

ちゃんとした人格を持ち、一人前の人間である自分を酷使する会社の中で、いったい自分は何をしているのかを。

私たちは、アメリカ流の倫理に基づいた2つの神話に束縛されていた。

一つは、どんな仕事であれ、それをつづけなければならないという神話だ。

一度首を切られると、二度と仕事は見つからないというのである。

こういうことば自体にすでに、何か執念深い方法で人を殺すような響きが感じられるのだが、それはともかく、もう一つの神話は、職場を転々とするのは人間として未熟だというものだ。

職業そのものをまったく変えてしまうなど、言語道断なのである。

よく言われるこのような神話は、実は迷信にすぎない。

だからこの種の迷信には気をつけなければならないのだ。

信じたが最後、またたく間に仕事の犠牲にされてしまう。

佐藤さん
佐藤さん

私は40ぐらいの仕事をしてきましたが(仕事を複数同時にしてました)、いろんな業種・職種から様々なことを学びました。まったく違う仕事でも「掛け合わせ」で「イノベーション」が生まれるのを経験しています。同じ職場に何年もダラダラ務めて「お局」になっている方は、威張っているだけでホント仕事ができないです。いませんか?そんな方?


たとえ勤続50年の定年の際に金時計をもらったとしても、それが、50年という長い間、自分自身を、そして自分の仕事を嫌いつづけてきた代償だとすれば、何の報いにもならないではないか。

あなたには、何百もの職業に就ける可能性があるのだ。

自分を発揮するためには、現在の辛い体験や試練に束縛されてはいけない。

あなたは、いろいろな仕事で主人役になれるのだ。

そのことをまず知らなければならない。

あなたは柔軟性のある人間であり、意欲的で、自発的に学ぼうとする人間なのだから。

【箱の中の考え方】

「自分に価値がない」

「存在している価値がない」

と感じる人が多い・・・

スピリチュアル的な考え方で行くと、存在しているだけで価値があります。

生まれてきた時点で意味があって価値があります。

わざわざそこに意味を見出さなくてもいいんです。

存在しているだけで意味があるんだなって実感してください。

そしてもうすでに存在しているので、存在していない事もあり得ない。

それと同じ考えで「孤独」を味わえるのも、すべてと繋がっているから感じられる事。

そしてまた「自分は無力だ」と感じられるのも力があるから感じられる事。

学校とか会社とかが苦しく感じるのは小さなコミュニティの中で考えが閉鎖的になってしまうから。

学校や会社に属するとどうしても視野が狭くなって、箱の外からの考えが出来なくなってしまう。

その箱の中で決められたルールでしか考えてしまうから苦しくなってしまう。

・・・しょうがない事、限られた人と限られた事しか学ばないので・・・

ただどんなに苦しくて、どうしようもないとしても一歩引いてはこの外に出て考えてみると、自分はどんなに小さな世界で生きてきたのかわかる。

そうすると新しい選択肢が見えてきて、違うところに目を向ける事が出来て道が開けていく。

若者には様々な事に挑戦して、チャレンジするべきなんだけど、それを社会が止めている。

本当はみんな興味をもったことを探求し、自分のすばらしさに気づくべきなんだけど、自分の力に気づく前に箱に入れられる。

視野を広く持って、自分を信じて、行きたい世界に進みましょう。

誰かの人生を生きようとすると苦しくなる。

親、先生、友達の言う世界を生きるのではなく、生きたい世界を・・・自分が何をしたいか理解できているはずなので、それに沿って生きるだけ。

佐藤さん
佐藤さん

もっと視野を広げて、若いうちはたくさんの事を経験してください。年を重ねて「これが楽しい」と思える事に、絞って、集中して、楽しんでください。やりたい事なんて若いうちに見つけられるものではないです(ほとんどの人が)。閉鎖的な考えをやめて、外に飛び出してください。

↓ 参考書籍

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