【スタイルは魂の鏡】 服装の真の意味

心理・思考・時間

あなたは、服装について真剣に考えたことがあるだろうか。

服装というのは、その人の本質である。

いつもきちっとした服装を好む人は、性格もきちっとした人だ。

いつもだらしない服装を好む人は、性格もだらしない人だ。

いつも奇抜な服装を好む人は、性格も奇抜な人だ。

その人の内面があふれ出したものが、その人の服装なのだ。

だから人と会う際には、その人の服装をさり気なくチェックしておくことだ。

ジロジロ見ると問題なので、「さり気なく」という部分を強調しておきたい。

できればネクタイや腕時計、鞄、ベルト、靴、ボールペンなど、ひと通りをチェックすることが好ましい。

著者はもともと靴以外には無頓着なほうだったが、それではダメだと思った。

なぜなら、世の中は服装にとても気を遣っている人が多数派だし、相手もこちらの服装で中身を判断することが多いからだ。


「服装ではなく、中身で勝負」と言う人に限って、服装がだらしなく、仕事もできないものだ。

相手の服装を評価できるようになりたければ、まず自分がひと通り揃えてみることだ。

できれば多少無理をしてでも、一流ブランドの下限商品を揃えておくといいだろう。

自分がいいモノを身に着ければ、放っておいても他人の服装に興味を持つものだ。

いいネクタイをしているということは、ネクタイにも数万円払うという熱意の表れでもある。

いい腕時計をしているということは、時間に対し敬意を払っている証でもある。

いい鞄を使い込んでいるということは、一番使う仕事道具にはお金を惜しまない真摯な姿勢が出ている。


いいベルト、いい靴には、細部にもきちんと注意が行き届く繊細さがにじみ出ている。

いいボールペンは、お客様にサインをしてもらう際に差し出すことがあるから、相手に敬意を表しているというシンボルである。

いかがだろうか。

服装は単なる自己満足のお洒落ではなく、相手に自分がどのように伝わるのかまで考え抜かなければならない。

まさに知性の見せどころなのだ。

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