年をとることを受け入れている

心理・思考・時間


【成功する人は年齢を重ねることに価値を見いだし、成功しない人は失った若さを嘆いてばかりいる】

失った若さを嘆くのではなく、年齢を重ねることで得たものを喜びましょう。

現代の社会は、若さを必要以上に称賛しています。

スポーツの新記録を出すのも、ベストセラー小説を書くのも、急成長する企業を率いているのも、みんな若者だ、と考えられています。

私たちは、過去を振り返ることに多くの時間を費やしています。

20代は、働かなくてもよかった学生時代を懐かしみます。

40代は、まだ社会的な責任も軽く、気ままでいられた30代の頃を思い出します。

60代は、若い頃に憧れつつも実現できなかった職業や夢のことを頭に浮かべてはため息をつきます。

過去ばかり見て、悔やんだり悲しんだりするのはやめましょう。

年をとるのは良いことです。

老いを受け入れれば、逆に目の前に素晴らしいチャンスが広がっていることに気づくはずです。

長く生きることで得られるものはたくさんあります。

経験、判断力、知恵、若くて時間や経済的な余裕がなかったためにできなかった挑戦や冒険。

自分の年齢を否定したり、現実に目を背けたりせず、それを受け入れて生きていきましょう。

「私たちの社会では、若さと幸せは同義だと考えられ、老いは寂しく、希望のない状態だと思われている。だが、それは違う。心が輝きを失うのは、年をとるからではなく、人生をよく生きていないからなのだ」マーサ・ベック(アメリカの作家)

【現在の自分を肯定的にとらえ、経験に価値を見いだす】

もちろん、若いときと同じような気持ちで生きるのも悪くありません。

年をとっても若い頃と同じ活動を続けられるのは、素晴らしいことです。

しかしその一方で、年齢を重ね、多くの経験を積むことで知恵や分別を得たことを喜びましょう。

あなた自身の本質は、年をとっても何も変わらないはずです。

変わらない自分でありながら、同時に今の年齢も受け入れていきましょう。

いくつであっても、その年齢を楽しむのです。

そのうえで、ポジティブに過去を振り返ってみましょう。

年をとれば人生経験は増えていきます。

多くの場所を訪れ、様々な体験をしたことで、どれほど人生の幅が広がったかを喜びましょう。

苦楽を味わい、浮き沈みを経験してきたことで身につけた知恵は、あなたが人や社会を深く理解し、より良く生きていくために驚くほど役立っています。

苦労を味わいながら積んだ経験によって、あなたの日々が豊かになっていることに感謝しましょう。

【何かを始めるのに遅すぎるということはない】

「もう年をとりすぎたから」という理由で、何かを始めるのを諦めてしまうほど残念なことはありません。

自分の年齢を言い訳にする人は、実にたくさんいます。

しかし、あなたを妨げているのは、年齢ではありません。

それはあなたの心なのです。

それは失敗することへの恐れや不安が、あなたを成功から遠ざけているのです。

↓ 参考書籍

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