【ターンオーバーを促す】
世界標準のスキンケアテクニックとして、最後に推奨されるのが「レチノール」です。
ビタミンAの誘導体として働く成分で、アンチエイチング作用については、すでに数十年に及ぶ研究結果があります。
・シワを減らす。
・肌の色素沈着を減らす。
・ニキビを落ち着かせる。
・皮膚のコラーゲンを増やし、表皮を厚くする。
・角質層を改善して若々しい肌にする。
「レチノール」には肌のターンオーバーを促す効果があります。
「ターンオーバー」とは肌の生まれ変わりのことで、レチノールによってターンオーバーがより早く進むおかげで、色素が沈着しづらくなり、美肌や小ジワの改善につながっていくわけです。
注意として効果が大きいものは副作用も大きいです、「レチノール」も例外ではありません。
臨床テストで
・肌への刺激が強いため、ヒリヒリ感や火傷のような状態になりやすい。
・ターンオーバーが行き過ぎて、カサカサした肌になる可能性がある。
・肌が弱い人の場合は赤みが残ってしまう。
これらの副作用は85~90%の人に発生し、うまく使わないと肌にダメージを与えたでけに終わりませんから、いくつかのポイントをしっかり押さえて使うことです。
【レチノールは、濃度0.3%の物から試す】
レチノールが入ったクリームや美容液を選ぶ際は、低濃度な商品から試して肌に赤みや乾燥がでないかどうかチェックした方がいいそうです。
個人差がありますが、目安として0.3%の物を使用し、それでも問題があった場合は皮膚科で0.05%レベルのトレチノイン(レチノールの類似品)を処方してもらうのも手です。
とにかく、肌にトラブルがあった場合はレチノールを使い続けるのはやめておきましょう。
他にもありましたが、とりあえず3つ。どれも「レチノール 0.3%」のものです。参考までに・・・
・タイムラグを意識して使う
レチノールの変化はすぐには現れず、効果が確認できるまで24~48時間のタイムラグがあります。
レチノールを塗って数時間で副作用が出なかったとしても、すぐには喜ばないで2日ほど様子を見てください。
・ベースにオイルを使う
レチノールを使うときは、事前にオイルを塗っておきましょう。
オイルのおかげで成分が肌に少しずつ取り込まれ、副作用が出にくくなります。
・濡れた肌には使わない
濡れた肌にレチノールを使うと、成分が浸透しすぎることがあるそうです。
洗顔のあとで肌にオイルを塗り、20~30分ぐらい待ってから使うのがベストでそうです。
・30分で洗い流す
レチノールを肌につけたまま一晩過ごしても問題ない人もいますが、通常は塗ってから30分で洗い流す方がいいでしょう。
「長時間使えばいい」というものではないので、さっさと洗い流して肌の刺激を抑えた方が無難です。
・日焼け止めを必ず使う
レチノールを使った肌は敏感になりやすいため、いつもより日焼け止めが重要になります。
紫外線対策を万全にして置いてください。
以上の作業(?)の繰り返しで、あなたにとって最適な量を探るのは基本です。
うまく使えばレチノールほど強力なアンチエイジングは他にないため、ぜひベストな量を見つけてください。
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