【心に入り込みやすい、ひざを軽く開いて座る人】
以前、電車で居眠りしている女性について仲間うちで話題になりました。
ズボンならともかくスカート姿で、さあ見てくださいと言わんばかりにひざを開いて爆睡できるのは、安全な日本だからこそ、というのです。
座り方といい、電車の中でのメイクといい、少数とはいえ最近の日本女性のそうしたふるまいには驚かされますが、ここで言いたいのはその是非ではありません。
ひざを閉じて座ることが当たり前、とされる女性であっても、リラックスすればするほどひざは開くということです。
椅子に座るとき、ひざをびったり閉じようとすると体がかた<緊張します。
力を抜けば、かかとをつけても、ひざは軽く開きます。
つまり、座ったときの脚の開き具合はその人の緊張度を示し、心の開き具合とみることもできるのです。
もし、会話をしている相手の心理状態を知りたいと思ったら相手の脚を見てみましょう。
①脚を軽く開いて座っている。
リラックスして、あなたを受け入れようとしています。
相手に対するお願い事の相談なども、うまくいく可能性大です。
②脚をかた<閉じて、あるいはかたく組んで座っている。
自己防衛のポーズで、不安を感じていたり、緊張していたりすると考えらます。
また、本心を見せることを拒み、相手の侵入を拒否しているときにも表われるしぐさです。
男性なら、甘えん坊の人に多く見られるしぐさ。
取引先の相手がこのような姿勢をとったら、交渉は難航しそうです。
当たり障りのない世間話などで相手の心を開いてから、仕事の話を切り出しましょう。
③脚を大きく開いて、あるいは投げ出して座っている。
あなたを威嚇しているか、見下しています。
周囲に嫌悪感を抱かせたり迷惑をかけたりする姿勢だということを考えず、思いのままに座っているわけですから、性格は乱暴で雑な人、自己中心的な人物と見ていいでしょう。
④脚を軽く組んで座っている。
組み方や男女で違ってくるため一概にはいえませんが、格好つけた組み方であれば、あなたによく見られたい、認められたいと思っているのかもしれません。
人の目を気にする性格と考えられます。
ごく自然に組んでいれば、脚を軽く開くのと同じように、リラックスした姿勢と見ることができます。
【脚を組み替える回数で測れる「イライラ度」】
座っているとき頻繁に脚を組み替えるのは、不倫快な感情を抱いたり、イライラしたときに表われるしぐさ。
一般的に脚の組み替えは、30分の会話で2~3回が妥当とされ、倍の4~8回になると相手に心理的負担をかけることが、実験から明らかになっています。
会話の相手が何回も脚を組み替えたら、話題を変える、場所を変える、会話を切り上げるなどした方が賢明です。
会議中に何度も脚を組み替える人は、自分の意見を言いたくても言えない人か、自分の意見がまとまっていない人。
発言の意思がない消極的な人は、何らかの決着がつくのを静かに待ちますから、この場合、積極的に意思表示をしたいのにそれができなくて、フラストレーションがたまっていると考えられます。
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