【失敗を恐れない】
「人は、何の失敗もせずには生きられない。極端に慎重になれば、それは可能かもしれない。だがそれは生きていないのと同じだ。そな人生は失敗だ」
j・K・ローリング(イギリスの作家)
あなたは最近、失敗しましたか?
失敗を恐れて行動を起こさなかったのはいつですか?
私たちが夢を実現できない最大の理由は、失敗を恐れることです。
著者がコーチングをしている人たちの多くも、変化を怖がっています。
それなのに、「もし行動を起こしたとき、考えられる最悪のケースは何ですか?」と尋ねても、その理由を正当化することができません。
あれこれと思い込みすぎてはいけません。
私たちは、必要以上に失敗を恐れています。
私たちを挑戦から遠ざけている大きな理由は、恥をかくかもしれないという不安です。
他人の目を気にするあまり、夢を追いかけるのを諦めてしまうのです。
しかし実際には、他人はあなたが思っているほどあなたのことを考えていません。
私たちは他人の目を過度に気にしたりせずに、自信を持って前に進むべきです。
挑戦のタイミングを逃さないように、その目標を達成することが、自分の人生にとってどれほど重要かを考えましょう。
各分野で成功を収めた人たちの多くは、口を揃えて「挑戦して失敗するほうが、挑戦しないで後悔するよりもはるかにマシだ」と語っています。
挑戦しないかぎり、成功は決して手に入りません。
人生を振り返ったときに後悔するのは、挑戦したことではなく、挑戦しなかったことなのです。
・リスクを計算する。
挑戦しない理由はいくらでも見つかります。
リスクは至るところにあり、何をするにしても失敗の可能性はあります。
あなたにとってはとるに足らない理由のために、尻込みしている人は周りにいないでしょうか?
墜落事故を恐れて飛行機に乗ろうとしない人、嘲笑されることを恐れて人前で話そうとしない人。
このようにリスクを過度に高いと思い込む傾向は、誰にでも当てはまります。
新しいことに挑戦して人生を変えていくためには、リスクを冷静に計算し、怖がらずに前に進む力を高めなければなりません。
これまで避けてきたリスクや、未知の世界に挑戦するリスクを、必要以上に大きなものと見直すべきではありません。
心の壁を乗り越え、いつもの行動パターンを打ち破るときは、もう目の前なのです。
・相談できる人やモデルとなる人を見つける。
壁や恐れを乗り越え、成功をつかんだ人たちのリストを作りましょう。
その人たちは、あなたを奮い立たせるメンターになります。
必要なら、アドバイスを求めてもいいでしょう。
あなたの挑戦のメリットとデメリットについて、客観的な意見が得られるはずです。
それは、あなたが新たな冒険に挑む自信に繋がります。
失敗したら、別の方法で再度挑戦しましょう。
成功のためには、試行錯誤は不可欠です。
「成功している人は失敗から学んで、成功しない人は失敗を恐れて行動しない」
【自分を大切にしている】
「自分自身を愛し、受け入れ、許し、優しくしてほしい。あなたがいなければ、周りの人は、あなたという素晴らしい存在を失ってしまうのだから」
レオ・ブスカーリア(アメリカの教育学者)
「自分なんて大嫌いだ!」と嘆いたことのある人、それはあなただけではありません。
私たちみんな、過去の自分の言動を思い出しては後悔し、情けない思いを味わっています。
現代は、ありのままの自分を受け入れるのが難しい時代です。
他人を羨ましく思う状況が多いからです。
・美容や健康関連の広告や雑誌記事またはSNSから、理想的な体型や容姿の人の写真が目に飛び込んできて、自分の体重や身体にコンプレックスを抱いてしまう。
・恋愛や結婚の問題についての様々なアドバイスが耳に入ってくるので、余計に悩みが大きくなってしまう。
・SNSを見ていると他人が自分より良い暮らしをしているように思え、不安になり、落ち込む。
「知らぬが仏」という慣用句は、人生の真実を言い当てています。
ある男性は、インターネットの求人広告や給与比較を見て、今の自分の給料が業界の相場より低いことに気づき、不満を募らせていました。
この低い給料で、これまで5年間も働いてきたことに腹を立てていました。
著者はその男性に、「あなたは自分の仕事を楽しんでいるし、経済的にも苦労はしていなかった。望むなら、もっと高い給料を求めることもできる」とアドバイスしました。
他人との比較をやめるだけで、不満や不安は収まっていくものなのです。
人は自分自身に対してネガティブな気持ちになっていると、周りの人に対しても、嫉妬や冷笑、批判、怒りといった感情で接してしまいます。
これは、成功者が取るべき態度ではありません。
成功している人はありのままの自分を受け入れ、成功しない人は自分の短所ばかりを気にしている。
・自分の個性を受け入れる。
あなたには他の誰とも違う個性があります。
無理をして周りと同じ人間になろうとすべきではありません。
人と違っているからといって、不安になる必要はないのです。
人には誰でも長所と短所があります。
短所だけを見て、自分を嫌いになってはいけません。
足りないものを嘆くのではなく、自分が持っているものを喜びましょう。
他人を見ていると、自分より豊かで、幸せで、美しく、人間関係に恵まれているように思えるものです。
でも、他人と自分を比べてばかりいるのはやめましょう。
他人を基準にしている限り、自分に満足することはできません。
・他人にもポジティブに接する。
誰でもついていない日はあります。
冷蔵庫のドアを開けたままにしてしまう、車にガソリンを入れ忘れる、スーパーマーケットの動く歩道でつまずいてしまう、タクシーに荷物を置き忘れる・・・
むしゃくしゃしていても、他人に八つ当たりするのはやめましょう。
自分の気持ちや不安を伝えて、怒りや不満を解消するのはかまいません。
でも、周りの人を傷つけるのはダメです。
ギスギスしたり、冷たく当たったりしないようにしましょう。
他人に対してポジティブに接していれば、あなた自身のネガティブな感情も収まってきます。
これこそが、本当に自分自身を受け入れ、愛することなのです。
失敗したら、別の方法で再度挑戦しましょう。
成功のためには、試行錯誤は不可欠です。
↓ 参考書籍
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