己について

心理・思考・時間


【初めの一歩は自分への尊敬から】

自分はたいしたことがない人間だなんて思ってはならない。

自分の行動や考え方をがんじがらめに縛ってしまうようなことだからだ。

そうではなく、最初に自分を尊敬することから始めよう。

まだ何もしていない自分を、まだ実績のない自分を、人間として尊敬するのです。

自分を尊敬すれば、悪いことなんてできなくなる。

人間として軽蔑されるような行為をしなくなるものだ。

そういうふうに生き方が変わって、理想に近い自分、他の人も見習いたくなるような人間になっていくことができる。

それは、自分の可能性を大きく開拓し、それをなしとげるにふさわしい力を与えることになる。

自分の人生をまっとうさせるために、まずは自分を尊敬しよう。

【自分の評判など気にするな】

誰だって、他人から自分がどう思われているか知りたいものだ。

思われていたいし、少しは立派だと思われたいものだし、大切な人間の部類に入れてほしいものだ。

だからといって、自分への評価を気にするばかりに、聞き耳を立てるのはよくない。

なぜなら、人間というのは間違った評価をされるのが普通のことだからだ。

自分が思うように、自分が望むように評価してくれることなんかほとんどない。

そういうのとは全然ちがう評価をされているのがまったく普通だからだ。

だから、腹を立てないためには、自分の評判や評価など気にしてはいけない。

他人がどう思っているかなんてことに関心を向けては絶対にいけない。

他人がどう思っているかなんてことに関心を向けては絶対にいけない。

そうではないと、本当は嫌われているのに、部長だの社長だの先生だのと呼ばれることに一種の会館や安心を覚えるような人間になってしまう。

【疲れたらたっぷり眠れ】

自己嫌悪におちいったとき、何もかも面倒で嫌になったとき、何をしてもくたびれて仕方ないとき、元気を取り戻すためには何をすべきだろう。

ギャンブル?

宗教?

流行りのリラックス療法?

ビタミン剤?

旅行?

飲酒?

そんなことよりも、食事をして休んでからたっぷりと眠るのが一番です。

しかも、いつもよりずっと多くだ。

目覚めたとき、新しい力がみなぎる別の自分になっているだろう。

【誰にも一芸がある】

どんな人にも一芸がある。

その一芸は、その人だけのものだ。

それを早くから知っていて、充分に生かして成功する人もいる。

自分の一芸、自分の本領が何であるか、わからないままの人もいる。

それを自分の力のみで見出す人もいる。

世間の反応を見ながら、自分の本領が何だろうかと模索し続ける人もいる。

いずれにしても、くじけず、たくましく、果敢に挑戦を続ければ、自分の一芸がわかってくるはずだ。

【自分の主人になれ】

勘違いしてはならない。

自制心という言葉を知っているだけで、なにがしか自制できているわけではない。

自制は、自分が現実に行うそのもののことだ。

一日に一つ、何か小さなことを断念する。

最低でもそのくらいのことが容易にできないと、自制心があるということにはならない。

また、小さな事柄に関して自制できないと、大きな事柄に関して上手に自制して成功できるはずもない。

自制できるということは、自分をコントロースできるということだ。

自分の中に巣くう欲望を制御する、欲望の言いなりになったりせず、自分がちゃんと自分の主人になる、ということだ。

【自分の「なぜ」を知れば道が見える】

多くの方法論を読んでも、有名な経営者や金持ちのやり方を学んできても、自分のやり方や方法がわからない。

これは当然のことで、薬ひとつにしても、その人の体質に合わない場合がある。

他人のやり方が自分に合わないのは不思議なことではない。

問題はまず、自分の「なぜ」がちっともわかってないということにある。

自分がなぜその道に行きたいのか、なぜそれを望むのか、なぜそうなりたいのか、しっかりつかんでいないからだ。

その自分の「なぜ」さえはっきりとつかんでいれば、あとはもう簡単だ。

どのようにやるのかなんてすぐにわかってくる。

わざわざ他人の真似をして、時間をつぶすこともない。

もう自分の目で自分の道がはっきりを見えているのだから、あとは歩いていけばいいだけである。

【自分を知ることから始めよう】

自分についてごまかしたり、自分に嘘をついたりしてやり過ごすべきではない。

自分に対してはいつも誠実であり、自分がいったいどういう人間なのか、どういう心の癖があり、どういう考えや反応をするのか、よく知っておくべきだ。

なざならば、自分をよく知っていないと、愛を愛として感じられなくなってしまうからだ。

愛するために、愛されるために、まずは自分の知ることから始めるのだ。

自分さえも知らずして、相手を知ることなどできないのだから。

【信頼が欲しければ行動で示せ】

現代では、自分自身を信じているということをおおっぴらに言う人はかえって他人からは信用されない。

そんなことを言う人は、自分に酔っているナルシストか、自己愛のために自己認識がはなはだ甘くなっている人間しかないからだ。

また、人間というものがいかに脆いものであるか、ほとんどの人が知っているからだ。

人から信じてもらいたければ、言葉で事故を強調するのではなく、行動で示すしかない。

しかも、のっぴきならない状況での行動のみが、人の「信」に訴えるのだ。

【恐怖心は自分の中から生まれる】

この世の中に生まれる4分の3は、恐怖心から起きている。

恐怖心を持っているから、体験したことのある多くの事柄について、なおまだ苦しんでいるのだ。

それどころか、まだ体験していないことすら恐れ苦しんでいる。

しかし、恐怖心の正体というのは、実は自分の今の心のありようなのだ。

もちろんそれは、自分でいかようにも変えることができる。

自分自身の心なのだから。

【努力を続ける】

形見に向かって努力を続けることは、決して無駄ではない。

今は無駄が多くて徒労のように見えるかもしれないが、少しずつ頂点へと進んでいるのは確かなのだ。

今日はまだ達成にはほど遠いだろうが、明日にはもっと高みへと近づくための力が今日鍛えられているのだ。

↓ 参考書籍

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