行動できない人の癖

心理・思考・時間


【行動できない人は、行動を阻害する癖がある】

いつも締め切りギリギリで仕事をしてしまう、やるべきことを先延ばししてしまう、悩んでばかりで行動できない、という人がいます。

その一方で、どんなことでもすぐに行動に移し、どんどん結果を出している人もいます。

やろうと思ったらすぐに行動に移す。

大げさでなく、10秒で決断して行動しているのです。

佐藤さん
佐藤さん

私も「何か始めようと・・・」と始めたのが、「読書」です。3年ほど隙間時間で本を読んでました。その後、「ブログ」も併用して始めました。決断には時間がかかりましたが、「もっと、早く始めたかった」と思っています。もし、やりたいことがあったら「とりあえず、やってみるか」程度でいいですから、始めてみてください。

行動できない人の原因は、「行動を阻害する思考の癖」を持っていることです。

やりたいことや、やらなければならないことが、わかっていても、いざ行動しようとするとき、行動にストップをかけてしまいます。

行動できる人になるためには、その行動にストップをかけてしまう「思考の癖」を取り除く必要があります。

簡単ではありませんが、まずは自分の思考の癖を認識することが大切です。

「人の振り見て我が振り直せ」ではありませんが、同じ思考パターンに陥ってしまう人の特徴をご紹介いたします。

【行動できない人は、自分をフリーズさせる癖がある】

行動できなくなるシチュエーションに「困難と出会ったとき」があります。

人は対処法がわからないとき、2つの思いが葛藤し合い、行動を止めてしまうのです。

「頭が真っ白になって何もできなかった」

「あれもこれもやらなければならない、と考えると行動できなくなる」

「考えが堂々巡りをしてしまい、何をしていいかわからなくなる」

「解決に向けて行動しよう」という思いと、「行動できない」という思いが対立し、葛藤することで、フリーズ(思考停止)状態になっているのです。

このフリーズ状態を解除する方法は、自分の中でぶつかり合っているそれぞれの思いを全部書き出すことです。

「失敗して上司に怒られたらどうしよう」

「クレームが来たらどうしよう」

などなど、様々な思いが書き出されることでしょう。

心の中の思いを「書き出す」ことは、「吐きだす」ことです。

一度、すべてを吐きだしてしまえば、頭の中はゼロベースになり、客観的にやるべき状況を整理することができます。

たくさん出てきたら、付箋に書いて並べてみましょう。

分類したり、順序を考えて並べ直してみたりしていくと、自分の中の何が葛藤しているのかがよく理解できます。

それを俯瞰して眺めてください。

「本当はどうありたいか?どうしたい?」

「葛藤が解決されたたどうしたいのか?」

ということを自問してみてください。

そうすると、まずは解決後の姿(状態)、つまりゴールが明確になります。

ゼロベースで考えられますので、そこに葛藤はありません。

その上で、付箋をいらないものを捨てていきます。

ほとんどが不安な感情や考えても意味のない思いのはずですから、それらが消えてなくなります。

残っているのは、やるべきことでけです。

何をどうやるか、どういう順番でやるかに整理をつけるのは難しくないでしょう。

あとは、行動に移すだけ、この時初めて「行動できる」状態になったといえるのです。

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佐藤さん
佐藤さん

私も振り返って考えると「行動に移せない」ときがありました。「アパートを借りるか」「家を買うか」や大きい買い物なんかの時もそういう思考になります。これらは「調べたり・聞いたり」しないと後悔しまうので、じっくり考えています。仕事ではそんなことは、ほぼないですね。「失敗したら、学びに繋がる」という、思考なので(笑)

【行動できない人は、時間があれば解決策は見つかると考える】

「ああ、もっと時間があったらな」

「1日、28時間あったらな」

あなたもそう思ったことがあると思います。

私もそうです。

行動できない人は、「時間がもっとあったら何とかなるのに」と考えてしまいます。

しかし、時間があっても、結局締め切りが近づけば、同じことを思うはずです。

なぜなら、行動しない人というのは、残りの時間と進める時間がわかっていないからです。

人生に与えられた時間には限りがあります。

仕事やプロジェクトという単位でも同じです。

始まりがあれば、終わりがあるように、仕事にも締め切りがつきものです。

限られた時間の中で最大の結果を発揮することが求められています。

「もっと時間があれば」と思う気持ちは理解できますが、それはないものねだりであると諦めましょう。

行動できない人は、時間が増えても同じ結果になるはずです。

では、どうすればいいか?

まずは、思考を変えましょう。

時間が足りないと考える人の思考は、「これしかない」→「でも時間が足りない」で終わってしまっているのです。

そういう人は、「時間は有限、だが打つ手は無限」

これはただのポジティブシンキングではありません。

本当に打つ手は無限にあります。

何かをやり遂げるときに、方法がひとつもないということはありません。

もっとも効率的な解決策を見つけ、実施しましょう。

そのためには、行動を起こすことは大事ですが、行動しすぎないことに注意してください。

思いつきで行動することは悪いことではありませんが、やみくもに行動して失敗するより、ある程度の段取りを頭で考えてから、行動していくようにしましょう。

登山のルートのように、複数の解決策を準備してから行動するようにすると失敗の確立も、ぐんと減り問題の解決されるでしょう。

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【行動できない人は自分の力だけで解決しようとする】

時間を何倍にも活用するには、「自分一人で頑張る」という発想を捨てることです。

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自分だけの力で解決しなければならない → どうしていいかわからない → 問題を棚上げする。

大切なのは、「自分以外の力」を使うことで、「他力」を使います。

他力とは、ヒト、モノ、カネ、知識・情報、スキル・ノウハウ、その他になります。

①人を使う。

・仕事で英語が必要になったけど、英語ができない → 英語のできる人に頼む。

・人脈を増やしたいけど、自分には人脈はない → 人脈のある人に紹介してもらう。

・法的な知識がなく解決法がわからない → 会社の法務担当や弁護士に相談する。

ほとんどの悩みは、人間(他の人)の力で解決できます。

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②モノを使う。

自分が解決できないもの、時間がかかるものは、モノに働いてもらいましょう。

・仕事が遅い、計算が苦手 → 新しいPCと専用ソフトを購入する。

・地図が読めない → 地図アプリにナビゲーションしてもらう。

・快適に眠りたい → 寝具を探す。

「解決いてくれるモノはないか」と考える癖をつけてみましょう。

③カネを使う。

何にでも姿を変えられるのがお金であり、時間も労力も多くの場合、お金で解決できます。

そのお金がない場合、そのお金を出してくれる人を探してもいいですし、銀行から借り入れてもいいですし、今流行りのクラウドファンディングだってあります。

④知識・情報を使う。

現代は、知識と情報が価値を生み出し、価値がお金を生み出す世の中です。

本や雑誌、辞典や辞書、インターネット、図書館、官公庁情報などあらゆる情報は活用法次第であなたの力になります。

⑤スキル・ノウハウを使う。

これからしようとすることに必要なスキルやノウハウはないだろうか考えてみましょう。

必要なスキルがあれば、学べばいいし、学ぶ時間がなければ、スキルやノウハウを持っている人にやってもらえばいいのです。

⑥その他の使えるものを考える。

ご紹介した①~⑤以外の他力を使う方法です。

プライベートの充実とか、気分転換できる趣味、パーティや飲み会、ショッピング、テレビや映画、カラオケ、音楽鑑賞、瞑想、座禅、アウトドア、スポーツ、芸能などなど、間接的にあなたの力を引き出すものなら何でもOKです。

これらの6つの「他力」を意識していれば、動けなくなることはありません。

どこかに解決の糸口を見つけることが、できるはずです。

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