ハマるとやめられない「超正常刺激」の正体

健康 ・睡眠・美容

「超正常刺激」・・・わかりやすい例は「〇ルノ」です。

映し出される男女の痴態は過去に記録されたいわゆるデータで、リアルタイムの出来事ではありません。にもかかわらず、人類が進化した環境にはポルノなどはなかったため、私たちの脳は簡単に興奮してしまいます。

あり得ないサイズのバストをもつ女優や、異常な頭身のイケメンキャラなどが人気を呼ぶのも、そのような個体の方が古代の環境では生存率が高かったからです。

この状態が続くと脳は単純な刺激に満足できなくなり、さらなる興奮を求めて暴走を始めます。

〇ルノがやめられない現象は世界中で報告されており、近年では「精神障害の診断」とも判断され、〇ルノ依存はモラルの欠如ではなく、医学的な中毒症状のひとつとして認識されています。以前に投稿した「ドーパミン的幸福」に含まれる人の欲求で、「もっと、もっと」と追い求めてしまいます。依存症になる前に「自分の意志」で我慢すること、制限をかけることをお勧めします。

「超正常刺激」は現代のいたるところに見られます。

「ジャンクフード」もそのひとつで、糖と脂肪が絶妙に配合されたハンバーガーやスナック菓子は、私たちの舌に超正常刺激をあたえます。

糖と脂肪はどちらも古代人が生き延びるために欠かせないエネルギー源だったため、人類の脳はビタミンやミネラルよりもカロリーに反応するように進化してきたからです。

もちろん、2つが絶対悪ではありません。どちらも自分の反応を調整していくことが大事です。「〇ルノ」や「ジャンクフード」の超正常刺激に操られるのではなく、こちらがコントロールする側に立つことが重要です。

スマホ、ゲーム、お酒、たばこなど「超正常刺激」「ドーパミン的幸福」は「制限」しながら楽しむことで、依存症になることを防ぎながら、長く楽しむことができます。

樺沢紫苑先生のドーパミン的幸福とは・・・ ← 関連記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました