成功する人は「見えない自分」を意識し、成功しない人は「自分のことはわかっている」と思い込んでいる。
「私たちの人生における最大の仕事は、自分自身を世の中に誕生させること。つまり、その潜在的な能力を開花させることだ。人の努力が生み出すもっとも重要な成果物とは、その人自身の人格なのだ」
エーリヒ・フロム(ドイツの社会心理学者)
車を運転するときは、サイドミラーの死角に注意しなければなりません。
それは、パーソナリティー(性格)にも当てはまります。
自分自身のパーソナリティーの死角に気づかないままでは、真の成功は手に入りません。
たとえ直視するのが不快だとしても、私たちは自分自身の本当の姿を理解しようとすべきなのです。
あなたが気づいていない自分自身の特徴も、他人にははっきりと見えています。
それを知ることには、とても大きな価値があります。
周りの人に、あなたのパーソナリティーについて尋ねてみましょう。
パーソナリテティーリスト(MBTI、DISC、ハイソン、アセスメンツ)で自己評価をするのもいいでしょう。
客観的に自分を知れば、大きな気づきが得られます。
自分自身をよく理解すれば、長所を伸ばして短所を補うことで、個性を発揮できるようになります。
私たちには生まれ持った強みがあります。
それらを最大限に活用し、かつ過度になりすぎて弱点にならないように注意しましょう。
たとえば、「自信」は大きな利点にもなりますが、行き過ぎると「傲慢」になってしまいます。
まずは己を知ること。何が得意で、何が不得意か。得意な事はそれをもっと磨いていけばいい(レベルを上げる感じ)、では不得意な事は?私の場合ですが、不得意な事でも「80点」ぐらいを目指して努力します。「努力」と言っても自分の考えでやらないで、「うまい人(成功している人)」の真似をします。真似っこ最高!
短所を完全になくすのは極めて難しいことです。
自分の弱さが露呈してしまいそうな状況に自覚的になり、感情的にならないように気を付けることです。
【自分を客観的に自己分析する】
自分の行動や性格、気質、考え方などにどんな特徴があるのか、じっくりと分析してみましょう。
周りの人たちには、あなた自身には見えない様々な特性が見えているはずです。
他人の立場になって自己分析をしてみましょう。
家族や友人は、あなたのことをどんな人間だと表現するでしょうか?
たとえば、次のうちであなたがどちらに該当すると思うか、尋ねてみてもいいでしょう。
・行動的な外向型か? 思慮深い内向型か?
・衝動的か? 冷静か?
・感情的か? 合理的か?
・人の話を聞くのが好きか? 自分の話をするのが好きか?
・ポジティブで陽気か? ネガティブで落ち込みやすいか?
人は、状況に応じて様々な側面を見せます。
職場と家族ではキャラクターが変わるという人も多いはずです。
それぞれの状況で自分がどう振る舞い、他人からどんなふうに見られているかを理解しましょう。
普段とは違う自分の一面があらわになりやすい状況も把握できるようにしておきましょう。
例えば、
・上司からプレッシャーをかけられてストレスを感じているとき。
・運転中に渋滞しているとき。
・厄介な会議の進行を任されたとき。
・誰かに悪い知らせを告げるとき。
・大勢の前でスピーチをするとき。
他人は、私たちがどんな人間かをよく観察しています。
身近な人は、怖いくらいあなたの事を知っているものです。
だからこそ、あなた自身では気づきにくい自分の本当の姿を知ろうとすることには、百万ドルの価値があるのです。
まずは「自分を分析」して、理解して・・・「周りの人に聞く」・・・私はできそうにないです(かなり勇気がいります)。でも一度、自分をしっかりと見つめるのはいつでもできますから、まずはそこから試してみるのもありなのではないでしょうか。
↓ 参考書籍
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