【1時間座り続けると、平均寿命は22分縮む】
仕事時間の大部分を座ったままという人は多いと思いますが、ものすごく健康に悪いので注意してください。
WHOは「座って動かない生活は肥満や糖尿病、高血圧、がんなどの病気を誘発し、世界で年間200万人の死因になっている」と発表しました(2011年)。
世界20ヵ国の平均座位時間を調べたところ、世界平均の5時間に対して、日本人は7時間と世界最長です。
世界で最も「座りすぎ」の国が日本です。
シドニー大学の研究によると、1日に座っている時間が4時間未満の人と比べ、8~11時間の人は、死亡リスクが15%増加、11時間以上の人は40%も死亡リスクが高まりました。
同研究者によると「テレビをじっと座って見続けると、1時間ごとに平均余命が22分間短くなると推定される」とのこと。
アメリカの研究では、座っている時間が長い人ほど、内側側頭葉が薄くなり、認知機能が低下し、アルツハイマー病などの認知症のリスクが高まります。
30分座り続けると、血流速度は70%も低下します。
いわゆる血液「ドロドロ」状態となり、血管が詰まりやすくなり、高血圧や動脈硬化が進行し、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞のリスクが高まります。
また糖尿病のリスクは2.5倍になり、がんのリスクは21%も高まります。
このように「座りすぎ」は、ほとんどの生活習慣病のリスクと死亡率を大きく高めます。
私は「アップルウォッチ」を日中使用しています。座りすぎ防止機能が付いていますので、長時間座っていると「ブルブル」震えて「立ち上がる時間だよ」と教えてくれます。特にブログ作成中は座っていますので、アップルウォッチの通知に従って行動するようにしています。
これらの「座りすぎ」による健康の悪影響は、定期的な運動によっても相殺できないといいます。
つまり、せっかく週150分以上運動をしたとしても、「座りすぎ」の人は、生活習慣病のリスクが高いままです。
普段の運動効果のメリットが得られないので、とても厄介です。
WHOの運動ガイドレインにも「軽い運動を行い、長時間座りすぎ続けるのを避ける」と明記されており、「長時間座り続けない」というのは、健康のために必須の習慣となります。
ユタ大学の研究によると、1時間ごとに2分の運動を行った場合、、常に座り続けた人と比べて死亡率が33%も減少することがわかりました。
15分以上座り続けると、認知能力と集中力が低下し、作業効率が落ちるという研究もあります。
座り続けることは、仕事のパフォーマンスも下げるので、1時間に最低2分は立ち上がり、「歩く」などの軽い運動をする、可能であれば、15分に1回は立つことで、仕事のパフォーマンス低下を防ぐことができます。
【座りすぎを防ぐ方法】
仕事中や日常のちょっとした工夫で、「座りすぎ」は防ぐことができます。
・立ってできる仕事は立って行う。
「書類に目を通す」「アイディアを考える」など、立ってできる仕事は、立って行うようにするだけでも、「座りすぎ」を減らすことができます。
私は昇降用ディスクを使用してブログ作成していますので、腰が痛かったり、気分を変えたい時なんかは立ってキーボードをポチポチしています。
↓ 参考までに
会社の会議や、打ち合わせなんかも立ったまま行うのもいい方法です。
「立つ」ことで、前頭葉が活性化し、集中力やワーキングメモリ(作業記憶)を高めるという報告もあります。
ワーキングメモリを使いこなし、鍛える方法 ← 関連記事
・休憩時間は立って過ごす。
休憩時間は、せめて座らない。
立って過ごすことで、「座りすぎ」を予防し、「集中力の改善効果」によって休憩後の仕事のパフォーマンスをアップできます。
立ちながら、他の人とおしゃべりするのもいいでしょう。
「座ってのんびりする休憩」というのが従来のイメージですが、健康にいい、パフォーマンスを高める休憩は、せめて「休憩時間は立つ、歩く」です。
・フットワーク・軽く動く
部下にコピーを頼む。
用事があるときは、呼びつける。
連絡があるときに、メールですます。
自分でやれば、すべて「運動のチャンス」です。
座り続ければ、パフォーマンスの低下。
なんでも人に頼んだり、メールですまさずに、直接自分で動いた方が早い場合もあるし、「運動」による気分転換効果も得られます。
仕事中、フットワークを軽くして動くことで、「座りすぎ」を防ぐことができます。
・テレビを見すぎない
仕事中に座りっぱなし。
家に帰っても座りっぱなしだと、「座りすぎ」に拍車がかかります。
テレビの視聴時間が1時間以下の人と比べて、テレビの視聴時間が3時間以上の人は、死亡率が3倍になるという研究もあります。
テレビはラクな姿勢で見るので、座り続けると同様に健康に悪いのです。
テレビやゲームなど、座り続ける娯楽はほどほどにするべきです。
私はそもそも、テレビがないので問題ないです。テレビ?面白いですか?友人に聞いても「ただつけているだけ」という人が多かったです。「音がないと落ち着かない」という人もいますが、「何も考えたくない」からつけているように感じます。テレビ・・・なくても平気ですよ(笑)。
余談ですが、私は「読書」をする時間も、一日のどこかに入れています。
仰向けに寝転んで読んでいると、腕が疲れて長時間読めないので、ステッパーを使いながら「読書」をしております。
安いステッパーを使用したいましたが、1ヶ月持たずに故障。
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短時間で「痩せ+筋トレ」効果が得られえる運動 ← 関連記事
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