運動は体を若い状態で維持するためにも必要です。
通常の生活を送っていても運動習慣のない成人の筋肉は、1年で1%ずつ落ちていくと言われています。
例えば、高齢者が骨を折って寝たきりになると、それをきっかけに一気に体力が落ちる・・・
これは介護の仕事をしている私からしたら、身近で体験していることです。
ベットで寝たきりでいると、人の筋肉はわずか2日で1%落ちるためです(年齢によって個人差はあります)。
私は介護の仕事をしていますので、ご年配の方々、障害を抱えた方々と関わることが毎日です。やっぱり、年齢と共に「筋力の低下」がやれる事を奪っていきます。特に「下半身」、トイレに行けなくなってオムツを着用する・・・想像してみてください。若いうちから「運動」の習慣が必要です。
また、高齢の方々なら、認知症のリスクも考えなければなりません。
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宇宙飛行士が地球に戻ってきた直後に自力で歩けないのも、重力がない状態で生活すると、あっという間に筋肉が落ちてしまうからです。
筋肉は負荷をかけないと、いとも簡単に弱っていきます。
特に加齢とともに落ちやすいのが、腹筋と太ももの前面の筋肉。
これは男女共に断トツで落ちます。
高齢者に限らず1日中、パソコンやテレビの前で座りっぱなしの人の脚力が弱るのも当然のこと。
世の中が便利になり体を動かす機会が減り続けている現代人は、たとえまだ若いように見える30代でも、体を動かさない生活を続けていれば、筋肉はすぐに落ちてしまいます。
運動不足の人がたまに長い距離を歩いたりすると、激しい運動をしたわけでもないのに、翌日に疲れを持ち越すことがあります。これは「筋肉量」が落ちているからです。
人は見た目で「習慣」がわかります。スマートな引き締まった方は「運動習慣」があるんだなっと一目でわかります。見た目は大事です、見た目が変われば「自信」も付きます。
日頃、運動していないと
筋肉量が減る。
↓
エネルギーが作られにくくなる。
↓
疲れやすい体になる。
↓
さらに体を動かさなくなる。
そしてまた「筋肉量が減る」に戻り、悪循環に陥ります。
また、エネルギーが作られにくい体になると、エネルギーに変換されない栄養分(糖質)が体内で行き場を失い、脂肪に変わり、肥満やメタボリック症候群、生活習慣病、および老化の原因となります。
筋肉は、何も重いものを持つときだけに活躍するわけではありません。
普段の生活を送っているときも「エネルギーの産生」と「余分なカロリーの消費」という大事な仕事をしてくれます。
人の「基礎代謝」は20歳前後かをピークにどんどん下がっていきますから、若いときと同じような食事を続けているのに、運動でカロリーを消費していないなら、脂肪がつくのは自然の摂理なのです。
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先に投稿した「HIIT」は、わりと新しめの運動方法です。
「筋力アップ」と「心肺機能の向上」を一石二鳥で狙える画期的な方法ですので、試してみるのをお勧めします。
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