誰とつき合うかでわかる、野心家タイプとお気楽タイプ

心理・思考・時間


【仲間と長いつき合いができるのは、公私の区別がつく人】


学生時代の同級生や同期入社の仲間とは、仕事を始めてから何年かは交流がありますが、仕事を任されるようになったり、家庭を持ったりと忙しくなってくると次第に疎遠になるものです。


でも、いくつになってもそうした仲間と親しいつき合いを続ける人もいます。


自分から積極的に、「同期のみんなで会いたいと思って席を設けたから出てこいよ」などと周りを誘ったりする人は、プライベートも仕事も充実した毎日を送っていると考えられます。


なぜなら、仕事の忙しさから昔の仲間とのつき合いがなくなるのは、仕事に引きずられている証拠。


プライベートな時間との線引きが、できなくなっているのです。


さらに、離婚した、失職した、体型が大きく変わったなどなど、今の自分を不幸と考える人ほど、かつての自分を知る人たちの前に姿を見せたくないものです。


昔の仲間と会って楽しくやれる人は、こうした状況をクリアできています。


今の生活が充実している証拠といえるでしょう。



【いつも同じ仲間としか遊ばないのは、臆病な人】


では、昔の仲間と遊ぶ人みんなが幸せかというと、必ずしもそうとは限りません。


充実した生活を送っている人は昔の仲間とつき合いながら、今の仕事の仲間ともうまくつき合っています。


昔の仲間とだけ遊ぶ人や、特定の仲間としかつき合わない人は、臆病な人か用心深い人といえます。


新しい仲間とつき合うのは骨が折れるものです。


トラブルが起こったり不快な思いをしたりすることもあります。


一方、気心の知れた仲間とだけつき合っておけば、不安や緊張を抱えることなく気楽に過ごせます。


しかし、それではすまないことは誰もがわかっています。


新しい仲間との交流は社会勉強であり、世界を広げ、可能性を広げてくれるものです。


伴うトラブルや不快感は成長の糧となるもので、人間を大きくしてくれます。


特に若いうちからつき合う相手を限る人は、頑なな性格です。


他人が意見しても、間かない傾向があります。


【年上とばかりつき合う人は、野心家タイプ】


職場で年上の人とばかり積極的におつき合いする人は、野心が強いタイプ。


目をかけてもらおうと相手を巧みにほめるごますりタイプ、仕事を有利に進めるために年長者の力を利用しようとする野心家タイプ、さらには仕事や人生の先輩からいろいろと学ぽうとする学習タイプなど、その背景はさまざまですが、上昇志向が強いことは間違いありません。


逆に、職場で年下の人としかつき合わない人は、楽しくやりたいという気持ちが強い人です。


年上の人とのつき合いは、相手を立てなければならないという心理が働きますから、程度の差はあっても基本的に窮屈です。


時に、人生についてのありがたいお説教も聞かなければなりません。


その点、こちらが気を遣われる立場にある年下とのつき合いは気楽です。


ただ最近の若い人は勢いがあって、年上の方が気を遣わなければいけない状況も多いですから、気楽かどうかは相手次第かもしれません。


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