緑茶の薬効に注目が集まっています。
特に、健康科学先進国であるアメリカで人気が高まっていて、各種の健康関連の出版物には必ずといっていいほどグリーンティーがとり上げられています。
緑茶は、禅宗の伝来とともに中国からやって来たもので、当時は薬と考えられていました。
脾臓(ひぞう)によい、体液を浄化する、感染症を予防する、結石を予防する、視力がよくなる、風邪、水腫(すいしゅ)、壊血病を予防するなど、これ以外にもまだまだ多くの効果効能が大々的にうたわれていました。
お茶のもたらす不思議なパワーは、古くからいろいろな言い伝えとして残っています。
代表的なものに「朝茶は七里帰っても飲め」があります。
これは、旅に出るなら茶を飲んでから出よ。
もし茶を飲むのを忘れたら、面倒がらず戻ってでも、お茶を飲んで出直しなさい、ということのようです。
最近の緑茶の研究では、一般にいわれている成人病の予防に強力な作用を持っていることがわかってきました。
わけても制ガン作用が注目されています。
緑茶にはカテキンというポリフェノールが含まれていて、強力な抗酸化作用を持っているので、発ガン抑制作用があるばかりでなく、ガン細胞の増殖や転移の抑止に有効作用が認められています。
また、血圧降下、コレステロール上昇抑制、血栓予防、血糖値降下、抗酸化などの作用があります。
このほか、食品内や体内での細菌の増殖を抑える抗菌作用、インフルエンザなどを予防する抗ウイルス作用、虫歯、口臭、タバコのヤニを防ぐ口腔内衛生、強心作用、利尿作用、持久力、記憶力、判断力がよくなる覚醒効果をあげることができます。
ご存じのように、緑茶にはカフェインが含まれています。
このカフェインの味わいがコーヒーなどに比ベマイルドなのは、タンニンの作用です。
また、カフェイン摂取後に糖分を摂らずに運動すると、脂肪組織の脂肪が優先的に消費され、減最にとても有効です。
良質な茶の一杯から始まる1日を、おすすめします。
いくつかあげてみました。「ふるさと納税」のものもありますので、「ふるさと納税」がまだの方、候補に入れてもいいかもしれません。ちなみに「美白になるお茶」として「白茶」というのもありますよ。
↓ 参考書籍
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