自分の生命のすごさを見つめる

心理・思考・時間

【頭であれこれ考えない】

それ物芸芸(うんうん)たるも、おのおのその根に復帰す

「芸芸(うんうん)」とは、雲が次々と湧き出ること。

「根」とは、自分の中に生きつづけている自然的生命のこと。

生きていると、「思うようにならないこと」「自分の期待にはずれること」などの不安ないらいらした気持ちが、雲のように次々と湧いてくる。

そんなときは、理屈ぬきで、自分に内在する自然の生命のあり方を見つめ、その自然の心に帰って行こう。

自分に内在する自然の生命とは、代表的には呼吸である。

呼吸は、一切の「いい」「悪い」「プラス」「マイナス」の考えを持たず、昼も夜も人間の生命をささえている。

根に帰るを静という(老子十六章)

たまには、頭であれこれ考えずに、大自然の生命に帰れ!

そこには、まことに静かな理屈のない世界がある。

人間は、栄誉や財貨や地位だけで生きているのではない。

自分が誇示している「主義」や「主張」や宗教の理念などで生きているのでもない。

人間は、ひたすら自然の呼吸で生きている。

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