音に対して無頓着な女性は子供だ。
子供は、家のドアを大きく開けて、バタンと閉めて、走って行ってしまう。
自らも奇声を発していて、音に対する観念ができ上がっていない。
だから、二十歳を過ぎた大人の女性で、音をたてる人には冷めてしまう。
ドアをバタンと大きな音をたてて閉めていたら、ヒステリックに見えるし、大雑把な無神経人間にも見える。
椅子に座る時に、ギーッと椅子の脚を床に擦っている人も多いが、これもマナーに反する。
不快な音は、小さな音でも騒音なのだ。
パチンコ店の音楽と玉が出る音。
サーキットのスポーツカーや、深夜の暴走族の騒音・・・など、騒音のことを、耳を塞ぐような大きな音だけだと思っている人が多い。
実はそうではなく、静かな場所や清らかな場面、暗い所などでの小さな音も騒音なのです。
騒音じゃないのは、クラシック音楽や水の流れる音だけで、不必要な音はすべて、人に不快感を与える。
先にも言ったが、音をたてる女性はヒステリーなのである。
何かに苛立っているか、怒っていて、子供がものを叩いたりするように、椅子を引っ張ったり、ドアを叩き閉めたりしているものだ。
その姿はとにかく醜いから、そういう傾向があると思ったら、リラックスして、気持ちを落ち着かせるようにしましょう。
アロマセラピーでもいいし、クラシック音楽を携帯して、聴いているのもいいでしょう。
音をたててしまったら、「ごめんなさい」と静かに謝ること。
音というジャンルは見逃されがちだが、とても重要で、例えば子育てをしている母親は、音に関して、かなり神経をつかわないといけない。
大きな音は耳に悪いし、テレビのつけっばなしもいけない。
子供が寝ていれば、ロックなんか流すこともできなくなる。
大人の世界でも、音に対してもっと神経をつかわないとダメだ。
もので鳴らす音だけではなく、あなたの声も騒音のひとつなのだ。
著者は電車に乗る時に、よくグリーン車を利用する。
さいたま市の大宮に住んでいるのだが、大宮から上野までの間をグリーン車に乗っている。
贅沢?
いや、五百円<らいで乗れるし、ゆっくり本を読む場所としては最適だ。
ところが、静かなはずのグリーン車で、お喋りをするために乗ってくる女性がよくいるのだ。
しんとしたグリーン車に響く、そのお喋りのなんとうるさいことか。
グリーン車に若者は乗ってこないが、普通車でのお喋りは日常的に目にする。
レストランでのマナーでも、大きな声でのお喋りは禁物。
相手の目を見て、ゆっくり喋れば、小さな声でも開き取れるのだ。
お喋りで声が大きい人は、あさっての方向を向いて喋っているのである。
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