脳のゴールデンタイムを活かす

心理・思考・時間


【起床直後がゴールデンタイムになる理由】


朝起きてから2~3時間は、脳の「ゴールデンタイム」と呼ばれるほど、素晴らしい時間帯なのでしょうか?


まず、睡眠中に私たちの頭の中は整理整頓されます。


夢によって、「前日の出来事」の記憶が整理整頓され、朝起きた直後の脳は、「片づけられて何も載っていないまっさらな机」のような状態になります。



はじめは机の上に何も載っていなくても、仕事を進めるにつれて、書類や文房具が机の上に散らばり始めます。


これと同じようなことが脳内でも起きているのです。


朝起きたときの脳の状態は、「何も載っていないまっさらな机」と同じ状態なので、広々と作業スペースを使えて、仕事の効率も抜群にはかどります。


2016年に開発された、集中力を継続的に測定できるメガネ(ジンズミーム)を使った500人を対象にした調査で、1日で最も集中力が高い時間帯は、朝6~7時台でそうです。


その後、9時以降、集中力は徐々に低下し、昼の2時に低くなり、その後、4~5時の終業時間に向けて、集中力が高まります。


このデータは、起床後2時間は、1日の中でも最も集中力高い「脳のゴールデンタイム」であることを見事に証明しています。


脳のゴールデンタイムでこなすべき仕事としては、クオリティの高い文章を書いたり、理論的な仕事、語学学習、難しい書類を読んだり書いたりする、高度な注意力を必要とする書類作成など、「脳のスペック」や集中力を必要とする「集中仕事」が向いています。


佐藤さん

ちなみに私は6時前後に起床し、ブログの制作や見直しなどをこの時間帯に、仕事に行く前に仕上げてから準備して、出勤しています。



【朝の30分は夜の2時間と同じ】


あなたは、始業直後、最初に何をしているでしょうか?


パソコンを立ち上げて、メールやメッセージの確認と返信をするという人が多いと思います。


しかし、「始業直後のメッセージの確認は、最大の時間の無駄」です。


朝にメールをチェックすると「脳のゴールデンタイム」は、それだけでほとんどなくなってしまうからです。


朝7時に起きて身支度や朝食をすませて、8時に家を出て、9時に会社に到着する。


とすれば、「脳のゴールデンタイム」はまったく有効活用できないまま終了となります。



メールやメッセージの返信は、あまり集中力を必要としない「非集中仕事」になります。


それを、1日の中で最も集中力が高い時間帯に行うことが、どれほどの無駄につながっているでしょう。


圧倒的に集中した30分を上手に使うと、かなりの「集中仕事」をこなすことになります。


始業直後の30分で何をするか?


あなたの仕事の中で最も重要なことを、この時間に持っていきましょう。


この時間を上手に使うことで、その日の仕事の終了時間が1,2時間くらい短縮できる可能性もあり、集中力を要する重たい仕事を、ゴールデンタイムのうちに終わらせることです。


私は先の記載した通り、ブログなんかを仕上げ、早めに出社し車の中で「今日の予定」を確認します。


その予定の中で「優先順位」を決め、「期限」のあるものを優先させ、仕事量が多いモノは「分割」して、少しずつ取り組み期限に間に合わせます。


佐藤さん

突発的な仕事が舞い込むことがあるので、「仕事の優先順位」をその場で変更して、順序だててひとつずつこなしていきます。あまりに「仕事量」が多くなった時は・・・さすがにテンパります、それがこの記事を書いている「今日」でした・・・(涙)


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