今回はフランクリン・コヴィーさんの「7つの習慣」から。有名過ぎるかもしれませんが、もう一度見直し、考え直し、振り返ることが出来たら幸いです。
【自分の性格や行動は自分の選択の積み重ねの結果】
第1の習慣は「主体的である」。
「主体的である」とは、「人間として自分の人生に対する責任をとること」だとコヴィーはいう。
自分の人生の主役は自分であり、どんな人生にするかを決めるのは自分以外の誰でもない、ということです。
主体的でない人は仕事のミスも、異性にフラれるのも、何でも他人のせいにします。
自分の性格や行動まで、親や教師、社会などに責任転嫁する。
育ちや家庭環境、過去の体験はおろか、星占いや血液型などまで、物事がうまくいかない理由にする。
だが、本当に自分の性格や行動を決めているのは、自分自身のはずです。
自分が他人や環境を思い通りに変えることができないように、他人や環境が自分を変えることはできません。
嫌な目にあったとしたら、それを防ぐ何かができたはずなのに、そうしないことを選択した自分に問題があったと考えたほうがいい。
【自分のやり方が変われば相手も変わる】
「あなたみたいな人は苦手」「しっかりした方がいい」などと批判されることがある。
発言者が持つ歪んだ見方から出た言葉にすぎません。
人に批判されて気分を害すること自体は仕方がありません。
人間も動物だから、環境や刺激に「反応」してしまうことはあります。
だが、その反応を当たり前のように繰り返してはいけません。
人間には「自覚する」という優れた能力があります。
刺激に反応したことを意識できれば、刺激に対する行動は自分で選択できるのです。
自覚することを意識できれば、逆に自分が外部を刺激できることにも気付くことができます。
それが「率先力」。
率先力は、周りが動くのを待つのではなく、自らの責任で行動する力。
自分の率先力の影響で、相手も変わるようになるのだ。
自分から「行動」を起こして、周りに影響を与える。周りからの影響で「悪い習慣」をやめられなかったり、流されることは「主体性」がない状態ですので、自分で考え、行動していきましょう。
【影響力が及ばないことに悩むのは無意味】
主体的に行動して他人や周囲を変えるイメージを、コヴィーは「影響の輪」を使って説明している。
まず外側の大きい円が「関心の輪」。
関心の輪は、世界のさまざまな物事のうち、自分に関心があるものとないものを分ける境界線だ。
そして、自分に関心があるもののうち、自分が大きく影響できるものが、影響の輪だ。
たとえば自分の健康や、自分の仕事のやり方は影響の輪に入る。
ある事柄が影響の輪に入るかどうかは立場や状況による。
たとえば会社の就業規則は、普通の社員なら影響の輪に入らない。
だが、人事部の社員なら、会社の状況によって入る場合がある。
他人の欠点や周囲の環境ばかり気になる人は、関心の輪に集中しすぎている。
だが、関心があっても影響を及ぽせない物事に対して、やきもきしても何も始まらない。
それより自分の影響の輪に意識を集中するべきだ。
自分が影響できる物事に対して主体的に行動し、率先力のエネルギーを発揮すれば、周囲に変化が起こり、影響の輪を広げることができるからだ。
【影響力を高めるために小さいことから始めよう】
もちろん、主体的に行動しても、すぐに望む結果になるとは限らない。
人は「行動」を選択する自由はあるが、行動の「結果」を選択する自由はなのです。
「結果」は影響の輪に入らないからです。
同じように影響の輪に入らないものが、「間違い」です。
結果が悪ければ、行動を後悔することがあります。
だが、起きてしまった間違いを取り消すことはできません。
つまり、自分が変えられるのは、「行動」だけです。
望む結果が得られなくても、改善したいなら、次の「行動」を修正するしかありません。
根気よく試行錯誤を続ければ、徐々に「結果」は変わってくる。
主体性の本質は、自分自身や人との約束と約束に対する誠実さである、とコヴィーはいう。
個々の行動に責任を持つ意識が、第1の習慣の礎となるのです。
「努力をする人は、希望を語り、怠ける人は、不満を語る」。あなたの周りにも、「不満」ばかりの人はいませんか?残念ながら、私の職場には溢れています。始めは業務を「円滑」にするために話を合わせていましたが、合わせていても改善されないどころか、悪化していく一方だったので今は距離を置いています。北方美人もほどほどにした方が、ストレスなく仕事できますよ(笑)。
↓ 参考書籍
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