男女の相性をはかるカギは「同じものを食べておいしいと思えるかどうか」

食事・運動・仕事


みなさんは、男女の相性の善し悪しってどういうところで決まってくると思ういますか?


血液型?性格?生年月日?


それとも、遺伝子的な相性?


もちろん、そういう条件も影響してしるのかもしれません。


ただ、著者は腸内細菌も少なからず影響しているのではないかと見ています。


その理由をお話ししましょう。


以前にも触れましたが、腸という臓器はバカ正直でウソがつけません。


好きなものは好き、嫌いなものは嫌いと、露骨に態度に表します。


たとえば、相性のいい人や好きな人となごやかに食事をしていると、腸もリラックスしてしっかり働くものです。


しかし、相性の悪い人や嫌いな人と食事をしていると、腸が緊張してしまってろくに働きません。


ヘタをすれば、緊張やストレスのために消化不良を起こし、おなかを壊してしまうこともあります。


それに、たとえ質素な料理でも、好きな人や気の合う仲間と一緒に食べていると、とてもおいしく感じるもの。


反対に、どんなに豪勢な料理を囲んでいたとしても、嫌いな人の顔を前にしてまったくおいしさが感じられないものです。


ストレスや緊張を感じながら食べていると、みなさんもそういう経験がありませんか?


つまり、誰と食事をするかによって、腸や腸内細菌の状態は大きく変わるのです。


普段から相性のいい相手と食べていれば、腸内細菌のバランスもよく、腸内環境が良好に保たれることになります。


反対に、普段から相性の悪い相手と食べていれば、腸内細菌のバランスが崩れて腸内環境が悪化してしまうことになります。


このため著者は、外でお酒を飲んだり食事をしたりする場合は、本当に気の合う人とだけに限定するようにしています。


よけいな気を使ったりストレスを感じたりすることなく、大笑いしたりバカ話をしたりしながら舌鼓を打っていると、自分のなかでたしかに腸がよろこんでいることがわかります。


腸がよろこぶような相手となら、長く友好的な関係を築いていけるものなのです。


佐藤さん
佐藤さん

目上の人との食事をする際、緊張で「味がしない」「食べたっけ?」という感覚は経験したことがあります。時として、そういう場面も社会人になるとありますので、その時は「食」を諦めたほうがいいのかもしれませんね(笑)





男と女の相性も、いちばんのカギは、「同じものを食べて素直においしいと感じられるかどうか」ではないでしょうか?


結婚して一緒に暮らすようになれば、ほとんど毎日同じものを食べていくことになるわけですから、相手と自分のおなかのなかの腸内細菌のフィーリングが合うことが重要なのです。


ですから、みなさんが相性ぴったりの異性を選びたいのであれば、何度も食事デートを重ねてみて、食事後に腸の声に耳を澄ませてみてはどうでしょう。


もし「この人と食事をするといつもおいしいし、腸がよろこんでいる感じがする」のなら、その人とは腸内細菌の相性もぴったりなのかもしれません。


ちなみに、結婚して長く連れ添ってきた夫婦は、腸内細菌のバランスが似てくることがわかっています。


長年にわたってひとつの食卓を囲んで同じものを食べ続けてきたわけですから、腸内の様子が似てくるのも当然なのかもしれません。


もっとも、理由はそれだけではないと思います。


夫婦が長続きするには、同じものを食べておいしいと感じる腸内細菌の相性のよさがけっこう大きく影響しています。


最近は、離婚する夫婦も多くなってきています。


著者は、夫婦としての関係が持つかどうかを表すいちばんのバロメーターは、一緒に食べるものがおいしく感じられるかどうかだと思っています。


たとえ、夫婦の愛が冷めきっていたとしても、ふたりで摂る食事がおいしいと思えるうちは、まだ大丈夫でしょう。


逆に、どんな料理を前にしても「やっぱりあなたと食べるごはんはおいしくない」「一緒に食べているだけで気が重くなる」と感じるなら、もう別れ時なのかもしれません。


ただ、男性のみなさんは、年を重ねてからの離婚はよく考えたほうがいいと思います。


男性は、隣に女性がいないと免疫力が落ちてしまい、早死にしてしまうケースが多いのです。


これはいろいろな統計データで証明されていて、そのなかには「40歳を過ぎてから離婚をすると、がんになりやすくなる」という報告もあります。


しかし、寿命が縮まるのは男性のみ。


女性のほうは、熟年離婚をしようとも夫に先立たれようとも、寿命が縮まることはありません。


それどころか、夫がいなくなってからのほうがイキイキとしてくるようなケースもあるようです。


いずれにしても、別れずに済むならそれに越したことはありません。


著者は、男と女はある程度年を重ねると、「心のつながり」よりも「腸のつながり」のほうが大事になってくると思っています。


多少、心が離れてきたとしても、腸がつながっていればいいのです。


日々同じ食卓に向かい、同じものを食べておいしいと感じながら、お互いに腸が喜ぶ感覚を共有していくことが大切なのです。


そうやって腸がつながっていれば、きっと、末永く良好な関係をキープしていくことができるのではないでしょうか。


佐藤さん
佐藤さん

「食べるモノ」で異性に対して「?」と思ったことはないのですが、好き嫌いの多い方には残念な気持ちになった記憶があります。好き嫌いが多い人は、他の事も中途半端にしたり、拒絶したり、偏った思考の方が多い気がしますので・・・私が出会ってきた人限定だと思いますが・・・


↓ 参考書籍

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