【意外にも、バカ笑いするのは気遣い屋さん】
大口を開けて「ワッハッハ」とバカ笑いする人がいます。
職場では課長、家庭ではお父さん、学校では先生に多いでしょうか。
ジョークを言って、自分が真っ先にバカ笑いをして、周りから呆れられたりする憎めないタイプです。
その姿から蒙放磊落(らいらく)と見られがちですが、意外にも相手の気持ちが気になって仕方がない気配りタイプ。
本人も無意識のうちに、バカ笑いで周りを盛り上げようとしているのです。
重苦しい空気は苦手で耐えられないので、時と場所を考えずについバカ笑いで場を盛り上げようとしてしまいます。
そのため、「空気が読めない人」と軽く見られやすいのです。
でも、それはサービス精神のなせる業。
白い目で見ずにこやかに応じてあげれば、相手から好意を得られます。
上司や取引先の相手ならなおのこと、バカ笑いをバカにしないようにしましょう。
【大声で話すのは、周りの評価が気になるから?】
大声で話す人もバカ笑いタイプに負けず、強烈な存在感がありますね。
自信家で野心家、ととらえられがちですが、その心の中は、自分が周りの人にどのように思われているか、不安で仕方がありません。
仕事ができる、頼りになると思われたくて、大声で話すことで周囲にアピールしているのです。
電話で大声で話すのも、相手だけでなく自分の周りにいる人に、自分の言動を示したいからなのです。
目立ちたがり屋な人も、根は同じです。
積極的に見えますが、自分が周りからどのように見られているか不安に思っています。
仲間から無視されたり軽く見られたりすることを恐れ、目立つ言動で周囲にアピールしているのです。
【食ってかかる人は、本当は小心者】
相手が上司でも先輩でも同僚でも、自分が納得のいかないことについて猛烈に抗議する人がいますね。
その姿や口調は、まさに「食ってかかる」そのもの。
自分の言いたいことをはっきりと声高に主張するため、「強い人」と周りからは一目置かれたりします。
しかし、何度もその姿を見るうちに、周囲は「またか」と思い始めるはず。
というのも、食ってかかるのは自分が批判されたり、主張が受け入れられないときだけで、周りへの配慮に欠けるからです。
普通、人は状況や相手の立場などを考えて、引いた方が賢明という場合はたとえ理不尽なことを言われても引く姿勢を見せます。
しかし食ってかかる人は、どんな状況でも勝ち負けで判断しがちで、相手の主張を聞き入れることは自分の負けになると考えます。
負けることが嫌で相手を攻撃する、懐の小さい子供っぽい人なのです。
周りに食ってかかる人がいたら、抗議する様子を観察してみてください。
相手が意見を主張できないように、ヒステリックなまでに自分の口を動かし続けているはず。
こういう相手に対して、非難は禁物。
話に耳を傾ける姿勢を見せ、自分が話すときは穏やかに。
これで攻撃性をかなり抑えることができるでしょう。
食ってかかる人とは対照的な自己主張の少ない人は、余計なことを言って面倒なことに巻き込まれないようにしているふうにも見え、周囲からの評価はあまり高いとはいえません。
でも、攻撃性がないだけ人を傷つけることもなく、裏切ることもありません。
友達になれば、とても親身になってくれる人です。
↓ 参考書籍
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