楽天家になるほどうまくいく!

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【健康で長生きをする成功者の性格】

著者は栄養生化学者として、長年にわたって人間の体や健康のあり方を追究してきました。

また、心理的な側面についての勉強を重ね、健康心理学者として数多くの臨床例に触れてきました。

そうした歩みの中で得た確信のひとつが、「健康で長生きをする成功者はみな楽天家である」ということです。

人間の体はもともと、快適に生きるようにつくられています。

不快であればストレスをつくり出し、快であればストレスなど生じさせません。

個体としての人間も、六十兆に及ぶ細胞も、何よりの目的は快適に生きることなのです。

ですから、肩の力を抜いてリラックスし、自分が楽しいと思えることだけを考えたり行ったりしていくほうが、すべてうまくいきます。

「笑う門には福きたる」「幸福な人は不幸な人より、より健康である」「希望にまさる妙薬なし」という昔からの諺も、科学的な立場から見ても正しいといえます。

また、「楽天的に抱いた夢や望みほど、楽々と達成される」というのも、心と体の両面から科学的に実証されている事実です。

近年、特にアメリカでは、意識やストレスに関する科学的研究が進み、まるで当たり前のように、「何事も前向きにとらえ、やる気に満ちて物事に当たると、肉体面での健康に有効なばかりでなく、自己の限界を超えてそれまで以上の大きなことを成し遂げられる」ということが実証されるようになりました。

脳と体と心が快適な状態にあるとき、すべては必ずよい方向へと向かっていく、いう科学的見解です。

ですから、「自分は恵まれている」「夢はきっとかなえられる」「いつもいいことばかりが起こる」そう心から思い込んでいる人は、現していくことができるのです。

【誰もが楽天家になれる三つの法則】

誰もが楽天家になれるよい方法があります。

次の3つの法則を何度も読み返して頭に入れておいてください。

法則1 自分に起きることは、いかなることも自分にプラスになることである。

法則2 自分に起きることは、いかなることでも自分で解決できることである。

    (自分に解決できないことは、自分には起きない)

法則3 自分に起きた問題の解決策は、途方もない方角からやってくる。

    (だから、今お手上げ状態でも決してめげてはならない)

気分が落ち込んだり、悲観的な思考に陥りそうになったら、この法則を口に出して言ってみてください。

特に朝の習慣として取り入れると効果があります。

三つの法則を唱えるだけで、たちまち元気が出て、楽天的ないい気分になることができると思います。

自分にとってよいことなら起こる、悪いことなら起こらない、という安定した心の状態を確立することもできるでしょう。

仮に、少し嫌だなと思うことが起きても、「これくらい大丈夫、すぐによくなる」と楽天的に受けとめられるようにもなります。


そして実際によい方向へ変えていくことができます。

幸せになろうと本気で思い続けていると、願ったとおりの幸せを手に入れることができるからです。

ですから、不必要な心配や取りこし苦労はいっさい忘れて、3つの法則をしつかりと脳にインプットし、楽天的にのびのびと生きていきましょう。

また、この事実を裏付けるある調査結果もあります。

アメリカのミシガン大学が行った調査では、心配事の80パーセントは起こらないとされています。

起きてしまうのは、残りの20パーセントだけ、しかも、そのうちの80パーセントは、順序だてて整理し、準備を整えて対応すると、心配事には至らず解決ができるといいます。

つまり、そのときにならなければ手の打ちょうがない、いわゆる心配に値する本当の心配事は、全体のわずか4パーセントにすぎないのです。

【言葉ひとつでガラリと変わる】


さらに、常に楽天家でありたいと望むなら、3つの法則を口にするだけでなく、日常の言薬使いに留意することも大切になってきます。

というのも、私たちは日常、話すとおりに考え、考えているとおりに話しています。

言葉によって意識や思考が形成され、その逆ではあり得ません。

「私にはできない」と口ぐせのように言う習慣をやめ、「私にはできる」というのを口ぐせにする。

たったそれだけのことで、気分や体調が驚くほど快適なものになっていきます。

また、人間関係がうまくいくようになり、これまでの悩みが嘘のように吹き飛んでいくでしょう。

次々と夢が叶い、望みどおりの自分になっていくこともできます。

自分の選んだ言葉は自分自身を規定します。

それは、本人が望むと望まざるとにかかわらず、です。

なぜなら脳は自分の発した言葉を意識の中に取り入れ、自分の姿や人生に反映させるようなシステムを持っているからです。


ためしに、「私は若い」と口に出して言ってみてください。

耳から入ってくる言葉は、再び体の中に染み込み血となり肉となって若々しさを表現します。

これは単に気持ちの問題だけではありません。

自分について「若い」と語り、本当にそう思える人の体内には、ベータエンドルフィンのような快楽ホルモンが多量に分泌され、実際に若々しく健康でいることができるのです。

↓ 参考書籍

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