【ストレスと戦い】 手軽にできるリラックス方法

健康 ・睡眠・美容

【偽物の自然にもリラックス効果がある】

自然が人間に与える効果は、なんとなくですが皆さん理解していると思います・

ですが、現代人が急に「文明を捨て、森の生活」を始めるわけにもいきませんし、できないと思います。

今の暮らしの範囲で、できるだけ自然を取り入れていく方法を模索するのが現実的だと思います。

自然のメリットが得られる最低ラインはどこにあるのか・・・

スタートとして効果的なのは、「自然音」と「自然画像」です。

川のせせらぎ、木々を吹き抜ける風の音。雄大な森林の映像、波が押し寄せる海の光景など、種類はなんでも構いません。

まずは、デジタルのデータを使い、スピーカーやモニター越しに自然との接触回数を増やすのです。

自然に飢えた現代人の脳には、たとえ偽物の自然でもかなりインパクトがあることがわかっています。

例えば、60人の学生を対象にした実験で、複雑な数学の問題を解かせて精神的なストレスを与えた後、半分の学生には緑が豊かな公園の写真を5分見せ、残りの学生には一般的な都市の光景を眺めるように指示した結果、公園の写真を見た学生は、2倍も副交感神経が活性化し、心拍数も有意に低下しました。

また自然の写真ほどではないですが、自然音についても研究が進められ、風の音や虫の音を5分25秒ほど聞いた被験者は、車のエンジンやオフィスのざわめきを聞いたときよりも、有意にリラクゼーション反応が起きていまいした。

まずはPCやスマホの壁紙を森や海の風景に変え、通勤電車の中では風や波の音を聞くのが、いまの暮らしに自然に取り込むようにしてみましょう。

一歩進んで、「観葉植物」を取り入れてみましょう。

こちらも多くの研究データがあり、デスクの上に観葉植物を置いた従業員ほど主観的なストレスが低く、病気で会社を休む回数は少なく、仕事の生産性まで高い傾向が見られたのです。

また、観葉植物の近くで働くオフィスワーカーは肌荒れが減ったとの報告も出ており、やはり副交感神経の活性化によって体内の炎症が治まったのが大きいようです。

さらに嬉しいことに、観葉植物には集中力を上げる効果も確認されています。

観葉植物の選び方の参考として、1989年にNASAが行った「クリーンエア研究」のデータをもとにNASAが推奨する観葉植物を紹介します。

・スパティフィラム

・ポトス

・セイヨウキヅタ

・キク

・ガーベラ

・サンセベリア

・チャメドレア

・ツツジ

観葉植物は空気の清浄化する働きもありますので、大気中の有機化合物を吸い取りますので、天然の空気清浄機としてシックハウス対策にも使えます。

【身近にあるパワースポット】

観葉植物を取り入れたら、次は自然に接触するために、「公園」にいきましょう。

仕事の合間に公園で休憩する「ドラマ」に出てくるようなことをしてみましょう。

その効果は多くのデータでも確認されていて、うつ病の人は、週に1回30分ほど自然の中にいれば、自然と触れ合いがない人と比べて、発症率が37%も減少します。

また高血圧の人は、週に1回30分のラインを超えたあたりから症状が改善されていく事がわかっています。

これらの数値は自然の接触回数とほぼ連動しており、公園に行けば行くほど、心と身体は改善していきます。

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最低ラインを始めは週1回30分程度にして、徐々に接触回数を増やしていくといいでしょう。

佐藤さん

私は「朝散歩」を出来る範囲でやっております。「睡眠の質」にも影響しますので、朝起きて1時間以内に近所や公園を散歩するのをおすすめします。

ちなみに、公園や森林は、腸内フローラの改善にも重要な役割を果たします。

緑が多いエリアには、空気中に有用な微生物が漂っているからのようです。

自然の大気を吸い込むだけで、私たちの腸内環境は改善していきます。

公園は、科学的に正しい「パワースポット」なのです。

【自然生活の効果】

どこまで日々の暮らしに自然を取り込むかは、あなた次第です。

お子さんなどいらっしゃる方は、特にキャンプや釣りなどを積極的に取り入れ、大人の趣味としてトレイルランニングや山登り、トレッキングなども自然に触れあえますのでおすすめです。

自然と触れ合うアクティビティを増やすほど、あなたの体内の炎症は鎮まっていきます。

「どのくらい?」と今の段階で答えは出ていませんので、最終的には自分のライフスタイルを崩さないよう範囲で、自然との接触レベルを最大化していくのがいいでしょう。

自然の中で、暮らす・過ごす時間を増やせば、感情システムのメンテナンスができます。

したがって、仕事のパフォーマンスも向上しますので、生活や趣味に「キャンプ」なんかを取り入れてみるのもいいでしょう。

↓ キャンプなどの「外時間」ではお肌のケアもお忘れなく。

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