【リスクを恐れずに】 安全地帯の外への一歩

心理・思考・時間

【成功する人は現状を打破しようとし、成功しない人はぬるま湯から抜け出そうとしない】

「僕は何かに迷ったら、安全なほうを選ばない。リスクのある挑戦的な道を選ぶことで、自分の成長が促されるからだ」

アシュトン・カッチャー(アメリカの俳優)

もしあなたが、幸運にも望み通りの成功をすべて手に入れ、完璧な人生を送っているのであれば、安全地帯に留まっていてもいいでしょう。

無闇にその外に出ようとする必要はありません。

でも、そのような完璧な人生を送っていない私たち圧倒的多数の人間は、快適なエリアから抜け出さなければなりません。

成功は待っていてもやってきません。

こちらから掴みとらなければならないのです。

私たちはみんな安全地帯にいることを好みます。

自分がどこにいて、何をしているのかを正確に把握できるので、安心感が得られるからです。

挑戦しない代わりに、大失敗をすることもありません。

例をあげると

・今の役職には不満を覚えているが、昇進を目指そうともしていない。

・心の底では別れたいと思っている相手と、ズルズルと付き合っている。

・「起業したい」という大きな夢に背を向けたまま、流されるように働いている。

・大学で学び直したい、ダンスクラブに通いたい、という思いを抱えながら、行動に移していない。

なぜ私たちは安全地帯に留まろうとするのでしょうか?

本当にやりたいことがわかっているのに、なぜコミットしようとしないのでしょうか?

突き詰めると、その答えは「失敗への不安」です。

私たちは、予期していないことを体験したり、誰かに拒絶されたり、うまくいかなくて恥ずかしい思いをしてしまうことを恐れています。

では、人が安全地帯を離れることがあるのは、どんなときなのでしょうか?

一般的な理由は、「変わらないことのコスト」が「変わることのコスト」を上回ることです。

つまり、現状を維持するよりも、変化を起こすことのほうがメリットは大きいと判断する場合です。

どうしてもその何かが欲しいとき、私たちは安全地帯の外に飛び出すのです。

【安全地帯から抜け出すことへの恐れや恐怖や不安の理由を理解する】

自分の恐れや不安の正体を理解することは、安全地帯から抜け出すうえでとても役に立ちます。

現状から抜け出すことを考えたときに、頻繁に襲われるネガティブな感情にはどんなものがありますか?

変化を起こすと考えたときに、あなたがもっとも恐れ、心配することは何か?

例をあげてみます。

・お金や社会的地位を失うこと。

・世間の評判や他人の視線、失敗して恥をかくこと。

・未知、あるいは想定外の何かを体験しなければならないこと。

・(理想的なものではなくても)慣れ親しんだものを失うこと。

【苦しみを超える価値が得られるものであれば変化は起こせる】

安全地帯を抜け出す必要に迫られ、「今こそ本当に変化を起こすべきだ」「このチャンスをつかむべきだ」と思ったら、次の二つの質問をして、メリットとデメリットを比較してみましょう。

メリット

変化を起こすことで、何が得られるか?

現状維持を選択した場合に何を逃すことになるか?

通常、メリットは簡単に説明できます。(ワーク・ライフ・バランスの向上、通勤のしやすさ、人間関係の改善など)

デメリット

変化を起こすことで生じるコストや痛みは何か?

現状を変えることにどんなデメリットがあるか?

デメリットには様々ものが考えられます。

ただし突き詰めると、それは恐れや不安として表現できます。

次のような質問をするのが役に立つでしょう。

「もし変化を起こしたとして、想定される最悪のケースは?」

「実際に最悪のシナリオが現実化する確率どれくらいか?」

「そのような事態に陥るかもしれないとしても、変化を起こしたいか?」

もし、時間があるのなら自分自身と「対話」する時間をもうけてみることをお勧めします。

「やりたいこと」「やりたかったこと」を考えて「なぜ?やらないのか?」「なぜ?行動していないのか?」

ただ「臆病風」に吹かれてチャレンジしていないだけではないか?

今の現状を「打破」するのは、あなたの「行動」だけです。

参考書籍 ↓

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