【距離を置いてつき合いたい人を見抜く方法】
◎「常識だ」は本当に世間の常識?
最近の若者はよく「そんなの常識じゃん。知らないの?」と言いますが、さてその常識とはいかようなものかと思うものです。
彼らが言う「常識」は仲間内だけで通じる知識のことであり、世間一般の「常識」とは違います。
思慮分別のある人なら、他人の主張を頭から否定しません。
世間にはさまざまな常識があることを知っているからです。
逆にいえば、大人でありながら「常識だ」を連発する人は、世間知らずな子供と同じレベルで物事を判断しているわけです。
言われた相手は話が通じないので諦めて口をつぐみ、それを見て優越感に浸ったりします。
このような幼稚でわがままな人とは、距離を置いたつき合いを心がけましょう。
◎「絶対に〇〇する!」宣言は成功しない?
何かにつけて「絶対に」と言う人がいます。
しかし、「絶対に禁煙する」「今年は絶対に日記をつける」と言う人ほど、往々にして反対の結果になるものです。
実は「絶対に」をつける人は、周囲から頼りない人と思われていることが多いのです。
こういう人は自分の行動に自信が持てず、「絶対に」と周りにアピールすることで自分自身を鼓舞します。
成功すれば周囲の評価も高まるのですが、他人の力を借りなければ奮起できないような人は、成功率も低くなりがち。
結果的に「できない人」と評価され、これを覆そうとまた「絶対に」と言い出す悪循環に陥るのです。
◎「別に」と言う人は欲求不満のかたまり。
子供は大人に追及されると、よく「別に」という表現を使います。
本当は言いたいことがあるけれど、言ってもムダだから言わないよ。
そんな意味が込められたこの表現に、大人は「言いたいことがあるなら、はっきり言いなさい」と迫りますが、そう言はわれて自分の胸の内を吐露する子供はほとんどいないでしょう。
この「別に」の大人バージョンが、「別にありません」。
その裏には「余計なことは言わない方かいい」「怒りを買いそうだから黙っておこう」「こんなことを言ったら笑われるかもしれない」といった心理が隠れているのです。
つまり「別に」を使う人は弱い立場にあり、その裏には言いたくても言えない欲求不満が隠れています。
部下や家族が「別に」と言うとき、厳しい態度で接しても本音は聞けません。
懐の大きさを演出するなど、話しやすい環境を作ることが大切です。
◎「だから」と言う人は子供っぽい
「だから」が口癖の人は、かなり自己主張が強い人。
自分が1番正しいと思っています。
さらに厄介なのが、それを相手が認めないと気がすまないこと。
「あなたの言う通りです」と周囲が認めるまで、自分の主張を繰り返します。
分別のある大人は、自分の主張が正しかったとしても、それを自慢したりすればかえって評価を下げることを知っています。
「だから」が口癖の人は、それがわからない幼稚な人。
自己の感情をコントロールできない人も多く、認めてあげないと癇癪(かんしゃく)を起こすので、慎重に扱いましょう。
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