友について

心理・思考・時間


【友人をつくる方法】

共に苦しむのではなく、共に喜ぶのです。

そうすれば、友人はつくれます。

しかし、嫉妬とうぬぼれは、友人をなくしてしまうからご注意を。

【友人と話そう】

友人とたくさん話そう。

いろんなことを話そう。

それはたんなるお喋りではない。

自分の話したことは、自分が信じたいと思っている具体的な事柄なのだ。

腹を割って友人を話すことで、自分が何をどう考えているかがはっきりと見えてくる。

また、その人を自分の友人をすることは、自分のその友人の中に尊敬すべきもの、人間としてのなんらかの憧れを抱いているということだ。

それゆえ、友人を持ち、互いに話し合い、互いに尊敬していくのは、人間が高まるうえでとても大切なことだと言える。

【4つの徳を持つ】

自分自身と友人に対しては、いつも誠実であれ。

敵に対しては勇気を持て。

歯医者に対しては、寛容さを持て。

その他あらゆる場合については、常に礼儀を保て。

【信頼関係があれば、べたべたしなくていい】

いかにも親密げな態度を示してくる。

また、いろいろなことにかこつけて相手との親密さを得ようとしたり、必要以上の連絡をしょっちゅうしてくるような人は、相手との信頼を得ているかどうかにまったく自信がないことをあらわしている。

すでに信頼し合っているのならば、親密な感じに頼らないものだ。

他人からすれば、むしろそっけないつきあいのように見える場合が多いです。

【自分を成長させる交際を求める】

若い人が傲慢でうぬぼれているのは、まだ何者にもなっていないくせに、いかにもひとかどの者のように見せたがっている同程度の連中と仲間になっているからだ。

その甘い錯覚の中でいい気分になり、若き日の時間を浪費するのはあまりに大きな損失だ。

できるだけ早く、本当の実力によって昇ってきた人間、功労のある人間を見つけて交際すべきだ。

すると、今までの自己満足的なうぬぼれや内容のない枠がりや見栄、傲慢などたちまちにして消え失せ、自分として今は何をすべきかようやく見えてくるはずだ。

【土足で入る人とは付き合わない】

親しくなれば相手の私事に立ち入ってもかまわないと考えているような種類の人間とは、決して付き合わないことです。

そういった人は、家族のような付き合いと称しながら、結局は相手を自分の支配下と影響下に置きたがっているだけなのです。

友人関係の場合でも、互いを混同しないような気遣いと配慮は大切です。

そうしないと、友達でいることもできなくなります。

【必要な鈍さ】

いつも敏感である必要はありません。

特に人との交わりにおいては、相手のなんらかの行為や考えの動機を見抜いていても知らぬふうでいるような、一種の偽りの鈍さが必要です。

また、言葉をできるだけ好意的に解釈することです。

そして、相手を大切な人として扱う。

しかし、こちらが気を遣っているふうには決して見せない。

相手よりも鈍い感じでいる。

これらは社交のコツであるし、人へのいたわりともなります。

【同類からのみ理解される】

自分を称賛してくれるのは、自分と似たりよったりの人々だ。

自分も、また、自分とにたりよったりの人を称賛するものです。

自分と同類の人間でないとうまく理解できないし、よしあしもよくわからない。

また、自分とどこかで似ている相手を称賛することで、なんだか自分も認められているような気になるものです。

つまり、人間にはそれぞれのレベルというものがあります。

そのレベルの中で、理解や称賛、迂回した形での自己の認め合いが行われているというわけです。

↓ 参考書籍

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