友 ー FELLOW - 

心理・思考・時間


【大きな心を持つには】

表面的な付き合いではなく、本当に大切にしたいと思う仲間が、大きな勇気を与えてくれるというのに、損得勘定を捨てて、正義のためにやろうとする気持ちが、大きな高揚感を生んでくれるというのに、そういう基本的なことを、いい加減に考えて生きていたなら、そのうち自分の人生が嫌になってしまいます。


【問題に取り組む前に】

どうやるか、誰がやるか。

そんなことは後回しでいいのです。

自分たちの持つ能力で道具を無駄遣いしたくなかったら、遠慮していないで、まずはお互いの本音を打ち明けることです。


【集団の中で生きる】

「清廉」どんな人といても、自分を失わない。

「協調」どんな人といても、その人に調子を合わせて楽しめる。

この清廉と協調というのは、バランスが難しいものです。

清廉でいようとすれば、世界が広がらないし、協調ばかりしていると、自分を見失いやすい。

どちらがいいのでしょうか。

もしなにかを学ぼうとするなら、清廉でも協調でも、自分の生き方に近い人物や本から学べばいいと思います。

ただめざしてほしいのは、他人の考えを尊重し認めてながらも、自分の考えは周囲に流されず、はっきりと述べることができる、そういう生き方です。

そういう生き方ができれば、そこが今あなたにとって、居心地の悪い場所だったとしても、やがて心ある人物を味方につけることができるはずです。


【力が目覚めるとき】

自分の中に眠り、まだ日の目を見ない人望と才能。

それを引き出してくれるのは、ほぼ例外なく自分の仲間になる人か、自分の師匠ににあたる人物です。

だからこそ品格が高い人ほど、「誰と付き合うか」をいつも真剣に考え、厳しく選んでいるんです。


【駄目なものに尽くすこそ価値がある】

チームに勢いがあって盛り上がっているときは、誰もが忠義を立てるものですが、勢いがなくなって衰えてくると、急にいなくなったり、裏切ったりする人が増えます。

生き抜くためという理由もあるでしょう。

ですが結局、最後まで踏ん張れなかった人は、どれだけずば抜けた才能や技術があったとしても、私は尊敬できません。

すばらしいリーダーのもとで、頑張る人はいくらでもいます。

どうしようもないリーダーのもとで、頑張れるからこそ、すごいのです。

褒められて、頑張る人も珍しくない。

怒られても、頑張れるからこそ強くなるんです。

物事を成就させる方法はただひとつ。

それは「覚悟すること」だと思います。


【志を合わせる】

いくら頭で考えても、なにも起こりはしません。

大きなことを成し遂げるには、自分と同じ志を持った人に会って、自分の想いを伝えることです。

新しい歴史はいつもそこから動き出しています。


【やさしさとはなにか】

もっと他人にやさしくしたいなら、自分のことをもっとよく知ればいいのです。

自分の中にあるものを認めれば認めるほど、他人の中にあるものを、もっと大切に扱えるようになることでしょう。


【嫌な人は鏡】

愛されようとするのではなく、こちらから愛しましょう。

尊重してもらおうとするのではなく、こちらから尊重しましょう。

誰かが横暴な態度をとってきたら、「なにか失礼なことをしてしまっているのだのうか」と自分の心に聞きましょう。

もし心当たりがなかったら、「なにか身勝手なことをしてしまっているのだろうか」と自分の心に聞きましょう。

ここまでは、やろうと思えばできることです。

いくら自分の態度を思い返しても、自分に否がないと確信したとき、急に相手のことが許せなくなるものです。

ですが、腹を立てても得るものはありませんから、横暴な態度というのは、やんわり受け流すしかありません。

そのかわり、「自分はどうすればもっと良くなれるか」という反省をひとつ加えてみましょう。

反省をひとつ加えてみるだけで、相手のことをもう少し許せるようになるはずです。

魅力あふれる人というのは、自分の人生をどうするべきかと悩んでいます。

今日の悩みなんて、どうでもいいんですよ。


【人に教えるイメージ】

綿を水でひたす感じ。

赤ちゃんにおっぱいを飲ませる感じ。

お香をたいて、香りを服や布にしみこませる感じ。

土器をかまどで焼き固める感じ。

人を導いていくときも、こんな風に自然に。


【出世するほど大事にすべきこと】

礼儀をわきまえているかどうか。

民を大切にできているかどうか。

その問いかけを忘れた王様は皆、滅んでいきました。


【信じて疑わない】

私は人を疑い続けて、うまくやるよりも、人を信じて、馬鹿を見る男になりたい。


【磨けばいつでも光る】

人は生まれるとき、天は皆に才能を与えました。

でもほとんどの人は、目先の欲や些事(さじ)にとらわれて、その才能をためしてみようとすら思いません。

教えてあげましょう。


【認められる順番】

よそ者としてどう見られるかは、気にしないでください。

自分がやりたいことも、とりあえずは置いておきましょう。

自分が今いる場所で、自分ができる目の前のことを、まずは精一杯やりましょう。

仲間だと認めてくれるのはそれからです。


↓ 参考書籍

佐藤さん

まずは自分から熱くなること、自分から動き出すこと。その姿を見て、一緒に熱くなってくれる人を大事にする。そうすると自然に新しい仲間が出来て「事を成し遂げる空気」が生まれる。

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