仕事の集中力を磨く

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【メールの時間を減らす】

あなたが仕事中に割いている、メールのやり取りの時間はどのくらいだろうか。

ぼんやりと「2時間くらいかな?」と思っている人は、実際にはその倍は奪われている。

受信を確認し、読んだり、返信をしたり、自分から発信したり以外にも、他の仕事をやっている最中、メールの着信音が鳴り響けば、つい反応してしまうだろう。

こうして注意散漫になり、あなたの仕事に対する集中力はどんどん落ちていく。

またSNSも同様で、どうしても気になります。

私もTwitterやInstagramなど、気になってしまうのでこうして「ブログ」を書いているときは、別の部屋に置いてきます。

自分の「集中力」を奪うものは、徹底的に排除(捨てるわけではなく)して、目の前の「こと」に力を注ぐほうが、効率よく物事を進められます。

本書でご紹介しているのは、「メール」を開く回数を制限するということです。

慣れてくれば、それが当たり前になってきますから、「朝一番に30分だけ」や「終業1時間前に一回」と一日に2回のみにすると、一日中メールのやり取りで翻弄される日々から脱出することができます。

【大好きな仕事からやる】

率直に申し上げて、仕事が好きでたまらないという人はとても少ないと思います。

それでも生活のためには働かなければならないから、とりあえず、好きなふりをして働いているというのが本音ではないでしょうか。

自己啓発セミナーで「仕事は大好き!」と叫んでいる参加者の表情が、どれもぎこちなく引きつっている様子を見ると、本当に好きな人がいかに少ないか、よくわかります。

この際ハッキリと申し上げると、嫌いな仕事を好きになるのは無理だと思う。

だが、嫌いな仕事でも集中して仕上げることはできます。

嫌いな仕事でも、集中して仕上げれば、早く終わらせることができるのだ。

では、気乗りしない仕事にどうしたら集中できるのか?

それは、あなたの大好きな仕事から取りかかることです。

仕事の何が辛いかというと、嫌いな仕事を始める直前が最も辛い。

それは、あなたが嫌いな仕事から始めなければならないと思い込んでいるからだ。

大好きな仕事がないまでも、マシな仕事、やりやすい仕事からとりかかることだ。

やってみるとわかるが、いったんスタートしてしまえば、1分後には仕事に集中できているものだ。

このたった「1分」が通過できないばかりに、なかなか仕事に取りかかれず、悶々とした時間を垂れ流してしまうのだ。

もし仮に、「企画書」を書かねければならないのなら、書きたい個所から始めればいいのです。

やっていくうちに「仕事モード」に切り替わり、最後まで書き終えることができるでしょう。

やりたいところから手を付けると、集中力のスイッチが入りやすいです。

【休憩の代わりに、別の仕事をやる】

仕事で一度休憩すると、長い人がいる。

せっかく仕事が乗っていたのに、会社に定められた時間通りに休憩していまうから、一気に集中力が途切れてしまうのだ。

ひょっとしたらあなたも、そのうちの一人かもしれない。

実は著者にもそんな経験があり、そのたびに自己嫌悪に陥ったことがあるそうです。

解決策は簡単で、他人に定められた休憩時間には、休憩を取らないことだ。

もし、クリエイティブな仕事をしている最中には、時間を意識しないことです。

時間なんて忘れてとことん没頭できるよう、休憩時間なんて一切無視したほうがいい。

クリエイティブな仕事がひと区切りついたら、自分のペース軽く休憩するのもいいし、まとめてメールチェックを済ませておくのもいいです。

いずれにせよ、周囲に合わせて休憩するのではなく、自分の仕事のペースを守ることだ。

決まった休憩時間に仕事を中断するのが、いかに効率の悪いのか気づくことです。

あなたが休憩時間を自分で決めるだけで、驚くほど仕事に没頭できるものなのです。

【時間を測ると仕事がゲームになる】

日々の仕事で、雑用で押し潰されそうになっている人がいるかもしれません。

いや、仕事そのものがルーティンであり、気が狂いそうになっている人もいるかもしれない。

雑用を楽しんで、集中力を磨くコツは簡単だ。

ストップウォッチで時間を測ればいいのだ。

たとえばこれまで1時間で50しかできなかった雑用を、55分で50できるよう、時間を計ってやってみる。

すると、あなたの集中力がそこに向かって一気に発揮されるはずだ。

55分で50こなせるようになったら、次は50分、45分と挑戦してみる。

この辺りまでは、あなたの集中力を最大限に発揮すれば、不可能ではないはずです。

ですが、30分ならどうでしょうか?

これまでのやり方では、通用しないことに気づかされます。

そこで道具を使ったり、やる順番を変えたり、作業を分けたり、まとめたりしながら、知恵を働かせるのです。

すると何も考えずにダラダラやっていた雑用が、ついに30分で50終わるようになる。

一見無機質に見える「退屈極まりない雑用」にも、時間の制限を与えることで、知恵を出したり、効率を考えたりと、もう「雑用」ではなくなります。

「雑にやるから、雑用」という考え方もあります。

「雑用」に集中して、もう立派な「仕事」に置き換えてしまいましょう。

【環境は、大事】

成功者の中には「環境のせいにするな!」と社員を怒鳴りつけて、こき使う人もいます。

ブラック企業の創業者によくみられる傾向だそうです。

劣悪な環境にも関わらず、社員たちは馬車馬ののごとく働き続けなければならない。

安月給のうえに過酷となれば、肉体的にも精神的にも参ってしまうのは無理もない。

やはり、人にとって「環境」はとても大切だ。

嫌いな上司が近くにいると、仕事に集中できなくなったり、嫌いな同僚が隣にいると仕事に集中できないはずです。

これを避けるためには席を変えてもらうか、部署を移動するか、もう違う仕事に就くか(極端ですが)しかない。

嫌いな連中と一緒にいて、仕事に集中などできるはずもない。

自分が集中できないのを人のせいにするのは、逃げているような気もしますがそうでもありません。

私の場合は、「嫌いな人」の側にはいきませんし、話もしません。

場所を変えて、自分の仕事に集中して結果を出すようにしています。

言葉は悪いですが「アホ」と過ごす時間は、1秒も必要ありませんし、メンタルにも良くないです。

「環境」を変えられない場合は、先にも言ったように「転職」もありだと思います。

「自分らしく」仕事をできる環境を求めての転職なら、良いのではないですか?個人的な意見なので、じっくり考えてください。

↓ 参考書籍

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