【知識の旅】 探究心を導き、終わりのない学びの世界

心理・思考・時間

【成功する人は絶えず新しい何かを学び、成功しない人は古い知識にしがみつく】

著者は20代のときに初めてこの言葉を聞いたとき、馬鹿げていると思いました。

しかし、大きな間違いでした。

学びと成功は表裏一体です。

学校を卒業したら、学びは終わりだと考えてはいけません。

私は大学を卒業し、「これでやっと勉強から解放された」と言ったときに、祖栂に笑ってこう返されました。

「人生では常に教わることばかりだから、学びは決して終わらないのよ」

学びとは、学習という行為そのものだけではありません。

それは未知のことに耳を傾げ、心を開くという「態度」であり、昨日までの考えを捨てる勇気を持つという「心構え」なのです。

ファイナンスや子育て、健康管理、職場の人間関係など、学ぶべきテーマは身の回りにいくつでもあります。

人生は大学です。

どんな体験からも、新しいアイデアや知識、考え方を学び取れます。

過ちや苦しみからも、多くのことを学べます。

最大の教訓は、最悪の体験に隠されています。

新しいことを学習し、知識と知恵を広げ、深めていく学びは、それ自体が成功です。

退屈で簡単な何かをしているときでも、それを新たな学びの機会だととらえなおしてみましょう。

「学びをやめるのは、死の始まりだ」ーーーアルベルト・アインシュタインの名言。

【知識をアップテートできているか、定期的に確認する】

現代では、情報は絶えず進化しています。

今日は有効だと思えた知識が、明日は時代遅れになっているのです。

新しいプロセスやアイデア、製品など、必要な情報を絶えず更新できているか、意識的に確認しましょう。

これは人間関係にも当てはまります。

あなたを取り囲む人たちも、絶えず変化しています。

毎日顔を合わせている人の細かな変化にも注意を向けましょう。

これは、新型のテレビのマニュアルを読むよりも難しいことです。

【今日何を学んだかを記録するしよう】

一日の最後に、「今日学んだこと」を日記に書き出しましょう。

その学びが、将来の成功にとう役立つかを考えてみましょう。

この自問を日課にすることで、学びは深まり、多くの気づきが得られるようになります。

物事がうまくいかなかった日は、教訓を得るチャンスです。

失敗から何を学べるか、じっくり考えて見ましょう。

【通学、資格試験に挑戦する】

何かを専門的に学ぶことを検討しましょう。

人生の目標を達成するために、どんな学習が役立つでしょうか(会計やインテリアデザイン、教職、管理栄養士)。

趣味の分野でも同じです。

料理は好きだが専門的に習ったことがないなら、料理のクラスに参加してもいいかもしれません。

海外旅行をもっと楽しくするために、外国語を学ぶのもいいでしょう。

「ニー世紀の文盲とは、読み書きのできない学び直すこともできない人のことである」ーーアルビン・トフラー(アメリカの作家、未来学者)

【ストレスにうまく対処している】

成功する人はストレスの元を絶ち、成功しない人はストレスに押しつぶされる。

ストレスは、あなたの人生を壊しかねません。

夢や幸福は奪われ、健康は失われ、家庭は崩壊し、キャリアプランは台憮しになります。

ストレスは、何かかうまくいかないときに、様々な形で襲いかかってきます。

上司からのプレッシャー、終わらない残業、辛い満員電車、夫婦喧嘩、職業上の悩み、一人の時間の少なさ、子供の教育や健康の問題・・・。

一方、身体に症状が現れるまでストレスを受けていることに気づかないケースもあります。

ストレスの原因は人によって様々ですが、症状には次のような共通点があります。

・元気が出ない

・抑鬱

・不眠症

・怒りやすくなる

・食欲がない

・目のかすみ

・疲れやすい

・腰痛

・だるさ

・無気力

・過敏性

・頭痛

著者の父はよくこう言っていたそうです。

「今日ストレスを感じていても、一年後には何かあったかすら覚えていないさ。だから、気にすることなんてない」。

でも、残念なから私たもはそれがわかっていながらストレスを感じてしまうのです。

大切なのは、ストレスをまったく感じないようにすることではなく、ストレスを感じたときに何をするかなのです。

「ストレスは現代人にとってのゴミのようなものだ。誰でも、生きていれば必ずストレスを感じている。だが、ゴミ箱を空にするようにきちんとストレスを処分していなければ、積み重なって人生に悪影響を及ぼす」 ー テリー・ギルメッツ(アメリカの作家)

【症状が慢性化する前にストレスに対処する】

ストレスの症状は、次のような形をとって現れ、幸福感や健康に全面的に影響します。

・身体(筋肉の張りや腰痛、目のかすみ、疲労感、めまい)

・感情(身の回りの人に腹を立てやすくなる、冷たい態度をとる)

・精神(消耗感、燃え尽き、疲労感、気が散る、生きがいがわからなくなる、人生に迷いが生じる)

ストレスによって自分がどんな影響を受けているかを理解できれば、対処がしやすくなりますり睡眠時間を増やす、運動やマッサージ、瞑想をする、リラックスする、休暇をとる、健康的な立事を摂るなどのシンプルな方法でも、ストレスを軽減できます。

しかし、これらの方法はあくまでも一時的な措置です。

ストレスの根本的な原因に取り組むことが大事になります。

ストレスをできるだけ減らすためには、ストレスの多い仕事を辞める、人間関係を断ち切る、といった難しい決断を迫られることもあります。

【人に好かれようと努力している】

成功する人は周りから好かれるために努力をし、成功しない人は嫌われていることに気づかない。

真の成功とは、多くの友人に囲まれることだと言えます。

ですから、周りの人から好かれているかどうかは、重要な問題です。

あなたがもし周りから好かれていないと感じるのなら、「人の話を開く」「信頼できる」「親切」「寛大」「楽しい」「前向き」「自分勝手ではない」などの、人に好かれやすい資質が自分にどれくらいあるかを自問してみるといいでしょう。

生まれつきこれらの資質に恵まれていなくても、私たちはこれを努力によって身につけることができます。

もちろん、特に人に好かれている人もいます。

「大きな成功を手に入れていて、尊敬もされているが、個人的にはあまり近づきたくないタイプ」だと思ている人もいるでしょう。

このような人たちは、成功はしていても、孤独だと言えるかもしれません。

ただし、自分の信念を曲げてまで好感を持たれようとするべきではありません。

時には、人から嫌われることを覚悟してでもしなければならないこともあります。

そんなときは、相手もあなたが難しい決断を下さなければならなかったことを理解してくれるものです。

それは、親友に対して、批判的な意見を率直に述べるようなものです。

簡単なことではありませんが、結果として相手からさらに好かれ、尊敬されるようになるでしょう。

人から好かれてはいるが、尊敬はされていない。

そんな人間になっても、成功は近づいてきません。

【人に好かれるには、自分をどう変えればいいか?】

人から好かれるために、どうすればいいかを考えましょう。

相手から嫌われるような習慣や行動をしてはいないでしょうか?

年をとるにつれて頑固になっていないか、家庭や職場で親身になって相手の話を聞いているか、なんでも自分の思い通りにしようとしていないか、自問してみましょう。

「どうすれば、自分はもっと親しみやすく、人から好かれるようになれると思うか」と、友人や家族に尋ねてみましょう。

耳の痛い答えが返ってくるかも知れませんが、素直に話を聞くべきです。

【相手の立場を尊重する】

人から好かれるには、自分の好みや考えを優先させようとばかりせず、相手の立場になって考えなければなりません。

たとえば、将来あなたは、菜食主義者の相手と結婚するかもしれません。

そのときは、パートナーヘの愛や理解を示すために、相手の主義を尊重して行動しなければならないのです。

【時には「愛の鞭」も必要】

常に相手に対して好ましい態度をとることはできません。

時には、腹を立てたり、意見が違ったりすることもあります。

子育てをしている親は「愛の鞭」という意味を知っています。

あなたは、他人に「愛の鞭」を示すことができるでしょうか。

「いい人」であることをやめるのは、簡単ではありません。

「ユーザーに気に入られたいのなら、彼らが好む人間のように振る舞うソフトウェアを設計すべきだ」 一 アラン・クーパー(アメリカのプログラマー)

↓ 参考書籍

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