【ワーク・ライフ・バランス】 調和を築く方法とポイント

食事・運動・仕事

成功する人はメリハリをつけて働き、成功しない人はダラダラと残業している。

2014年の調査で、過去5年間で、労働者の3人に1人がワーク・ライフ・バランスを保つのが難しくなってきたと答えています。

夜遅くまで残業しなければならない、終業時間内に仕事が終わらない、終わらせてもらえない・・・いまだにそんな会社、組織が存在します。

企業がコスト削減やリストラ、合理化を進めた結果、少ない人数で多くの仕事をこなさなければならなく、無能な上司はその場の状況などを把握していないのにも関わらず、無理難題を押し付けてきます。

会社から仕事量を増やすことを求められたとき、私たちが対処できる方法は大きく2つしかありません。

「これ以上は抱えきれない、と断る」か「残業する」かです。

佐藤さん

私の場合はきっぱりと断ります!残業代が出るのであれば「しょうがねーな」って思いながら働けますが、賃金が発生せず「奉仕」の場合はハッキリ「NO!」です。

同僚からのプレッシャーもあると思います、他の社員が全員残っているときに、最初に退社するのは気が引けるでしょう。

「ハードに働く人と、スマートに働く人では、成功の尺度が違う」

ジェイコブ・モーガン(アメリカの作家)

【スマートに働く】

定時に帰るための秘訣は、スマートに働くこと。

ただし、これは2倍の速さで作業したり、すべてを急いでするという意味ではなく、できるだけ生産性、創造性、効率的に働くということです。

・定時に帰宅する意思を伝えて、自分の考えを同僚など上司に理解してもらう。

・朝一番で、今日完了させるべき仕事、方法、協力が必要な相手を明確にしておき、一日の仕事の計画を立てる。

・自分が手が回らない、あるいは自分の専門でない仕事は、うまく同僚や部下に任せる。

・すべき仕事を後回しにしたり、重要でない仕事をダラダラと続けたりして時間を無駄にしない。

・自分が世界一、めんどくさがり屋だと思って、どうしたら終わらせれるかを考える。

・同僚にもスマートな仕事の仕方をすすめて、職場環境やカルチャーが生み出され組織全体で行う。

・雑難を消して仕事に集中し、「不安」や「プレッシャー」は自分で作り出したものだと理解する。


【緊急度は低いが、重要度が高い仕事に時間を費やす】

定型作業にかける時間を短縮すると、時間を確保できます。

しかし、「ただ時間を削減する」と考えるとモチベーションが下がってしまいます。

そこで「未来のために時間を作り出す」というポジティブな心構えが必要です。

2万2千人のビジネスパーソンに対するアンケートで「前向きな気持ちだと作業効率が高い」と回答した人が71%もいました。

仕事の処理スピードを上げるには、手順を見直したり、スキルを向上させたり、ITを活用したりしますが、何に時間を使っているかを分析することも必要です。

無駄が見えなければ、それを無くそうと思わないからです。

余裕がある時ほど時間を無駄遣いし、納期が近づき追い詰められると時間を効率的に使います。

「緊急度に弱い」ことを自分で理解して、余裕がある時ほど、意図的に振り返り、「振り返りタイム」を確保して見直すことが大事です。

【午後の時間術】

昼食後、眠くなったり、気分が「まったり」することがあると思います。

午後一番の仕事は「食後」ということもあり、効率が悪いはずです。

そして午後4時頃(退社時間に近づく)と、再び集中力が高まってきます。

脳が締め切りを意識して、ラストスパートをかけるからです。

アメリカ人は、家族で一緒に食事をするために「5時に帰る」そうです。

5時までに仕事を終わらせる・・・それを達成するためにアメリカ人は午前中も午後も集中力を高めて、時間内は全力で仕事をします。

日本人のように「終わらなければ、残業すればいいや」という考えはなく、時間に制限をもうけて圧倒的な密度の濃い仕事をします。

日本でも最近「残業ゼロ」を推奨していますが、社員のトータルの時間は減っているのに、企業全体の業績は好転しているようです。

これは「優先仕事」に集中して、スマートに働くと集中力は高まり、実際に早く仕事を終わらせて、早く帰ることができるでしょう。

「5時に帰る」が無理だとしても、「6時に帰る」「7時に帰る」のように、自分なりに帰る時間を決めて、その時間には仕事を終わらせて必ず帰宅するという習慣を作りましょう。

それだけであなたの仕事は、圧倒的に効率的になります。

↓ 参考書籍

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