ネットを見る暇があったら自分と向き合え

心理・思考・時間


【成功者がSNSをしないワケ】

アホと戦ったり、他人の目を気にしたりという雑念により、自らをおかしくしてしまう責任は自分にある。


そう、戦うべきはアホでも、他の誰でもなく、自分なのだ。


自分の頭の中の考え方である。


誰かを相手にしたり、憎んだりして目標を見失わせているのは、自分の頭の中にあるセッティングなのだ。


アホと戦う暇があったら、そんなことを考えてしまう自分と戦うべきだ。


そして自分と戦うためにも、自分と向き合うべきだ。


自分と向き合う時間を確保していれば、気持ちを荒らげる暇はなくなる。


他人を見て焦ったり、怒ったりするときは、きちんと自分と向き合ったほうがいい。


自分を見失っているときに他人が気になるものだ。


関心を他人から自分の頭の中に向けるのだ。


私の親しい起業家たちはSNSでほとんどアップしていない。


理由は簡単だ。


まずそんなものを見たり書いたりしている時間がない。


次に彼らの活動や持っている情報は簡単にそういうものでシェアできない。


シェアしたら損な情報ばかりだ。


たまに情報をアップしていても、本当に親しい友人の間だけの設定になっている。


SNSを自分や自分の会社のためのマーケティングに使うのはアリだが、それ以外ではSNSにはまればはまるほど、自分でものを考えたり、アップサイドのある人と直接絡んで自分を成長させたりする機会が少なくなる。


くだらない投稿を見て可処分時間を浪費したあげく、気分は悪くなる。


他人の動向が気になるばかりで、自分の主体性を失い、妙なストーカー気分になり、自己嫌悪に陥る。


そもそも、多くのSNSは無料であることからして、直接社会にとっての付加価値を生み出すものではない。


たまにSNSの中のアイデアを価値を生むビジネスとして実現させる人もいるが、多くの人は有限で貴重な時間とエネルギーを浪費しているのではなかろうか?


SNSが誕生したときは物珍しさもあって、私から見てそれなりの人物もよく使っていたが、今やそれなりの人は多忙であり、簡単にシェアできない情報に囲まれているので、彼らはSNS上にあまりいなくなった。


その結果、やりとりが楽しめなくなり、タイムコストが回収できなくなった。


よって、私(著者)も最近はあまり使わなくなった。


SNSの世界にはいろんな人がいて、学ぶべき意見も多々あるが、同時に現状に満たされていない人も多く生息するので、そこでの情報共有には注意を払うべきだ。


【自分を叱咤激励(しったげきれい)せよ】


時というのは皆に平等にあるはずなのに、その使い方で人生が大きく変わる。


時間をうまく使うためには自分と向き合う時間を持つことだ。


他人に相談しても結局、自分が思いたい方向に結論を持っていくだけである。


それなら自分がなぜそう考えるのかを自分に問うて知っていくほうが早い。


特に、自分の判断の基準を持つのが重要だ。


なぜなら人生における幸せとは、自分ので「心からの納得」にしかなく、納得は自分の「最も大切な基準」が満たされることで初めて生まれるからだ。


だからこそ、「自分は何が満たされたら納得がいくのか」を自分と正直に真正面から向き合い確認しておく必要がある。


お金でもいい、地位でもいい、権力もアリだし、社会貢献もあるだろうし、真実を求めることかもしれないし、この本ではあまりおすすめしていないが正義を最優先することもあるだろう。


それならば納得が得られるという基準を自分に正直に確かめてみよう。


わかっていそうで一番わかっていないのが「自分」である。


自分を知り、自分をいい意味でコントロールすることほど、人生で大切なことはない。


自分がわからないと幸せにはなれない。


いくら特殊能力があるとはいっても、数分しか会わない占い師にみてもらうより、いつも自分と一緒にいる自分が自らを理解することのほうが簡単であり、正確であり意義があるのだ。

↓ 参考書籍

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