樺沢紫苑先生のセロトニン的幸福とは・・・

健康 ・睡眠・美容


【セロトニン的幸福とは「健康」の幸福】


・体調がいい、気持ちがいい。清々しい、爽やか。


・リラックスできる、癒される。ホッとする、のんびりできる。


・集中力が高い、平常心、研ぎ澄まされている。


・(運動して、自然の中にいて)爽やか、気持ちいい。


・健康である、病気じゃない。


「気持ちがいい」「清々しい」「爽やか」という「気分」「感情」「体感」などはすべてセロトニン的幸福です。


補足としてセロトニンは、睡眠物質メラトニンの原料で睡眠を助けます。


また姿勢のコントロール(猫背・姿勢が悪い)、表情のコントロール(笑顔がない、覇気がない)にも影響します。



【森林の中を散歩しているときにも、セロトニンは分泌される】


「清々しい」「癒される」「リラックスする」「ホッとする」「のんびりできる」「安心、安らぎ」。


特に「癒される」というのは重要なキーワードです。


お坊さんが座禅をしている状態で、セロトニンが活発に分泌されているといいます。言い換えれば雑念がなく集中している状態。


感情がコントロールされている状態。


平常心。


マインドフルネス。


瞑想をしているときの状態。


考えや感覚が研ぎ澄まされた状態です。


運動することで、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなど様々な脳内物質が分泌されますが、「健康であることの爽やかさ」が、セロトニン的幸福の定義なので、運動でドーパミンが分泌されているものの、セロトニン的幸福に分類します。


セロトニンが低下すると「苦しい」「調子が悪い」といった「気分」になると赤信号のサインだと覚えておきましょう。


「うつ病」とは究極的なセロトニンの低下の状態です。


気分が暗い、どんよりとして憂鬱。何もしたくない、人と会いたくない、気力も湧かない、この世の果て・・・のような気分で、生きていてもしょうがないとまで感じるほどです。


また感情のコントロールも利かなくなります。


怒りっぽい、カッとしやすい。


さらにセロトニンが著しく下がると「衝動性」が高まります。


わかりやすく言うと「キレやすい」というやつです。


【セロトニンは、朝日を浴びると生成される】


「覚醒」とも関連する脳内物質でセロトニンが下がると、「朝の目覚めが悪い」「午前中ボーっとしている」「朝起きられない」「午前中のパフォーマンスが悪い」もっとひどくなると「会社に行けない」「学校に行けない」という状態になり、そこまでいくとほぼ「うつ病」の状態です。


また、セロトニンは集中力や意欲とも関係が深い脳内物質であるノルアドレナリンの低下します。


セロトニンはノルアドレナリンやドーパミンなど他の脳内物質を調整する「脳の指揮者」でもあります。



佐藤さん

私は樺沢先生のファンなので、先生の書籍はほとんど所持しています。先生がおススメしている「朝散歩」も週に2~3回、実践しています。「朝散歩」が一日のスタートになっています。


朝散歩のススメ ← 関連記事


「仕事のミスが多い」「電車の中にカバンを置き忘れる」といった事が連発する人は「脳疲労」の状態になっています。


そうなると、「うつ病」予備軍の可能性もあります。


セロトニンは「痛み」のコントロールとも関係しています。


「腰が痛い」「膝が痛い」「頭が痛い」など、「あちこちが痛い」と訴えます。


また、うつ病の初期では「肩がこる」「疲れやすい」「全身がだるい」など様々な身体的な調子の悪さを訴えるようになります。


朝起きて、気分が爽やか。


そんなことが幸福?と思うかもしれませんが、これが「当たり前」のようでいて、極めて「かけがえのない幸福」なのです。


メンタル疾患になると、治るとは限らないし、何年も通院し、治療していく事も大変です。


「病気になる前の健康な状態に戻る事」が人生の目標になってしまします。


「健康」というものが「かけがえのない幸福」であった事は、「健康」を失って初めて知るのです。


失って初めてありがさを知るのが「健康の幸福」であり「セロトニン的幸福」なのです。


私ぐらいの年齢になると「予防」や「生活習慣」など、「努力」しないと、あっけなく失われてしまいます。


「ぐっすり寝れて、寝起きもいい!最高だ!」「熱もないし、体も絶好調!俺、最高!」的な、今日も元気(健康)であることに感謝することが大事です。


あなたはいつもイライラしていて、怒りっぽく、すぐに人にあたる人と関わりたいですか?


また、もしそれが自分だったら・・・そんな自分を良しとしますか?


佐藤さん

「風邪」をひいた時を思い出してください。体がだるくて、何も手につかない・・・トイレもめんどくさい・・・(笑)。「健康」で「絶好調!」まで行かなくても「体調がいい」だけで「幸福」と思えるようになったら、毎日が幸せで、毎日がありがたいですね。



例えば「精神的に安定している」「いつも冷静で、ピンチにも平常心でいられる」そんな上司は信頼される、というのがわかりやすいイメージです。


心の安定は、他人の心にも伝染しますので、安らいだ気持ちの人は、他の人を緊張させず、リラックスさせます。


セロトニン的幸福を持っている人は、人から信用される。プライベートも職場の人間関係も円滑になるでしょう。


「健康」でないと、仕事も遊びも楽しめないです、体調が悪い状態で効率のいい仕事はできないですし、ミスする可能性もあります。


具合が悪いのにせっかく遊びに行っても、存分に楽しめません。


「幸せになるため」に最も基盤にとなるのがセロトニン的幸福なのです。


佐藤さん

本書を読んで、改めて「体調」について考えて見ました。「体調が悪い時」何もしたくないし、どこにも行きたくないですよね。やりたい事も、やらなければならない事もできません。そう考えると「体調管理」は私たちにとって最重要だと思います。先生曰く「睡眠」「運動」「朝散歩」です。是非!本書を手に取り生活習慣の改善を!


↓ 参考書籍

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