「コーヒー」や「お茶」には抗酸化物質が含まれており、健康に非常にいいとされています。
特にコーヒーには、世界的に飲まれているせいか、研究も多いです。
1.死亡率が16%低下。
2.様々ながんのリスクを低下(女性の結腸がん、肝細胞がん、前立腺がん、口腔、食道がんのどリスクを50%以上低下)。
3.胆石の発症を45%低下。
4.心臓疾患のリスクを44%低下。
5.糖尿病のリスクを50%低下。
6.白内障の予防。
7.うつ病のリスクを20%低下。
8.アルツハイマー型認知症のリスクを65%低下。
9.幸福物質のドーパミンの分泌を促す。
10.集中力、注意力や短期記憶、反応速度を高める(カフェインを摂取した運転手は事故を起こす確率が63%低い)。
11.肥満の人の脂肪燃焼率を10%、痩せている人は29%高める。
12.筋持久力が優位に向上し、疲労を感じず長時間運動できる。
また「緑茶」には(1日4杯以上、1杯以下の人より)うつ病のリスクが半分になる研究結果が出ています。うまみ成分の「テアニン」や渋み成分の「カテキン」の効果と推測されます。
「テアニン」は睡眠のサプリメントとしても販売されているように、リラックス効果がある成分として知られています。
「カテキン」は強い抗酸化作用、活性酸素消去作用があり、トクホ飲料にも採用されているように、コレステロールや血糖値の上昇抑制作用があり、いいことだらけです。
コーヒーやお茶には、よく知られている「カフェイン」が入っています。カフェインには覚醒作用があります。よって朝にコーヒーを飲むのと脳がシャキとするのは科学的に正しいです。
また、「リラックス効果」があるので、昼の休憩時間に飲むのもいいでしょう。とはいえ、カフェインの半減期は4~6時間で、以外に分解までの時間がかかります。
夕食後のコーヒーは、不眠の原因になるので「14時」までに摂取するのがベストでしょう。
最近の研究では「14時」以降のコーヒー(カフェイン)摂取は、睡眠に悪影響を与える可能性があると言われています。
カフェインの半減期は、約4~6時間ですので、飲んで5時間経っていてもコーヒーの半分のカフェインが体内に残っているということで、カフェインの分解には意外と時間がかかるのです。
さらに、カフェインの代謝は個人差がありますので、実際の半減期は2~10時間と人よってかなりばらつきがあります。
やってはいけないのは「砂糖の入れすぎ」です。
甘いコーヒーは、血糖値を急上昇させるので、1日何杯も飲むと、糖尿病のリスクを高めます。
コーヒーはブラックで飲むか、ごく少量の砂糖にとどめるべきです。
そもそも缶コーヒーやインスタントコーヒー、ペットボトルのお茶は健康にいい各種成分が大幅に少なくなります。
コーヒーは豆から、お茶は茶葉から、その場で淹れたてを飲むのが最も健康効果が高いです。
また疲れているときに、エナジードリンクを飲む人は多いでしょうが、家に帰ってからも眠れなくなりますし、睡眠の覚醒リズムが破壊されます。
エナジードリンクは「血糖値」を急上昇させるので、日常的に飲むのは「糖尿病」のリスクも増えます。
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