【コーヒーは集中力をアップし脂肪を燃焼させる】
コーヒーは抗酸化作用がとても高く、コーヒーを飲む人のほうが、飲まない人よりも健康になるといわれています。
カフェインは上手に使えば、集中力をアップしたり、脂肪を燃焼させたりするなどの効果があります。
カフェインが苦手な人は、カフェインを取り除いたデカフェでも大丈夫です。
コーヒーは体にいいので、いろいろ活用できますが、じつはそのなかに筋トレと組み合わせる方法があります。
それは、スクワットです。
脚力を鍛えることはとても重要で、脚力とIQ(知能指数)は比例するからです。
さらに、認知能力も高まります。
脚は「第2の心臓」といわれるように、脚を鍛えることによって血液が体の中をめぐる効果が高まるため、代謝が上がり、脳に血液がたくさん流れて判断能力が上がっていきます。
そして、コーヒーに含まれるカフェインが下半身の筋トレの効果をアップしてくれるらしいことがわかりました。
具体的にいうと、体重1キログラムあたり6ミリグラムのカフェインをとるといいといわれています。
体重が50キログラムの人なら、カフェインを300ミリグラムとればいいのです。
この分量のカフェインを、下半身の筋トレを始める30分前にとると効果が高まります。
テクニックとしては、コーヒーを飲んでカフェインをとったら30分以内にスクワットをやることで、下半身の筋肉を上手に鍛えることができるのです。
そうすると血行がよくなり、健康を維持し、頭の働きが活性化するだけでなく、認知能力が高まって、ビジネスにもいい効果が現れます。
とくに、女性の場合は、冷え性が改善されヒップアップの効果もあるようです。
カフェインは、ほかにもたくさんの効果があり、その一つが脂肪を燃焼しやすくしてくれることです。
ちなみに、カフェインは、現代の科学で「ダイエットにある程度効くのではないか」とされている物質の一つです。
よく「痩せ薬」と称するものが売られていますが、ほとんどが体を壊しかねないものばかりで、本当に脂肪燃焼を発揮するのは、カフェイン以外にないといえます。
私も「週に2回以上の筋トレ」と飲み物は「ブラックのコーヒー」をメインにしています。コーヒーは市販のものを飲用していますが、理想としては豆からのものを飲むといいそうです。
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【筋トレに効くコーヒーの必要量】
さて、体重1キログラムあたり6ミリグラムのカフェインをとるというのは、具体的にどのくらいの量でしょうか。
淹(い)れ方にもよるので一概にはいえませんが、だいたい普通サイズのカップ1杯のコーヒーで100ミリグラムくらいです。
ということは、3杯くらい飲めば、必要量とることができます。
私の場合は70キログラムなので、70✕6で420 約4杯程度ですね。
著者がやっている方法は、「コーヒーナップ+スクワット」です。
まず、コーヒーを飲んで、カフェインがわーっと脳に届き、効いてくるまでに20~30分くらいかかります。
昼過ぎにカフェインを飲んだら、20分ぐらい昼寝をして、目が覚めたらスクワットをします。
これを「コーヒーナップ」といいます。
こうすると、カフェインの覚醒作用にプラスして、脳に血液がたくさん流れるので、頭の働きが活発になり、午後の仕事がめちゃくちゃはかどります。
もし、会社でスクワットするのが恥ずかしいという人は、階段の上り下りでもいいです。
筋トレに効くかどうかを調査した、実験を紹介します。
20~30代で筋トレ歴が1,2年の女性に下半身以外のトレーニングも混ぜた4種類の筋トレをやってもらい、正しいフォームでギリギリ1回だけ持ち上げられる重さを表す1RMを調べてみました。
ハックスクワット(大腿四頭筋トレーニング)、ラップルダウン(広背筋トレーニング)、ベンチプレス、ニーエクステンション( 大腿四頭筋トレーニング )という筋トレをテストした実験です。
・1週目は、カフェインを飲まずに筋トレをしてもらう。
・2週目は、体重1キログラムあたり6ミリグラムのカフェインを飲んで筋トレしてもらう。
・3週目は、偽カフェインを「これはカフェインだよ」と言って飲ませ、プラシーボ効果のチェックを行う。
・4週目はまた戻して、1キログラムあたり6ミリグラムのカフェインを、筋トレを始める30分前に飲んで筋トレをする、いわゆるクロスオーバー型の実験をやってもらう。
その結果、4週目にハックスクワット大幅に筋力アップしました。
実際にかついでいる負荷は99キログラムくらいですが、平均すると121キログラムまで増えたそうです。
さらに、ニーエクステンションの回数も28回から37回へと10回近くも増加しました。
面白いのは、上半身を鍛えるラットプルダウンとベンチプレスに関しては変化が見られなかったことです。
カフェインを飲んだ筋トレで、なぜかめちゃくちゃ効果が高まったのが、スクワットだったのです。
1RMが22キログラムも上がっていますから、なかなかすごいことで、そういう意味でいうと、下半身を鍛えるにはスクワットがもはや必須ではないかと思えてきます。
ただ、「体にいい」「痩せる」といって飲み過ぎには注意してください。
過剰なカフェイン摂取は、「睡眠の質」に影響しないように、14時以降の摂取は控えるようにしてください。
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