【意見のアウトプット】
どのような場所でも自分の意見をアウトプットしていくことで、新たなアイディアが生まれ、それを起点にビジネスが生み出されます。
また、意見をアウトプットする人は、周囲から「積極的に考え、意見が言える人」という認識をもたれるでしょう。どんなに思慮深く、自分の考えを持っていても「アウトプット」がないと、消極的で何も考えていない人だと勘違いされることもあります。
「イノベーション」という言葉がありますが、既存の要素の「新結合」によって生まれます。
アイディアや企画を生み出すことが多い人は、決して「創造力に優れている」とは思っていません。
むしろ、自分自身に優れた創造力があるとは思っていないからこそ、何でもいいからアイディアを出すこと、誰かに意見を求めること、人と人をつなぐことに積極的になっています。
またこのような人は、思いついたことを臆せずアウトプットすることに積極的です。
「いいアイディアをだせ」と言われると意見が出ないかもしれませんが、「何でもいいから、とにかくアイディアをだせ」と言われると大量の意見が出ることは、誰でも経験しているでしょう。
そうした中に本当にくだらないアイディアもあるのですが、その後精査していくと素晴らしいものが含まれています。
くだらない雑談を冒頭の2分程話した後の企画会議と、何もせずにいきなりアイディアをだしはじめた企画会議を比較してAI分析したところ、前者の方がアイディア数が格段に多かったです。
そのことを直感で知っている人は、どんどん企画や思いつきを「言語化」します。そうした多くのアイディアに中に優れたものがあり、それが誰かの目にとまり、結果的に事業や結果に結びつきます。
【見た目や態度は、口ほどにものをいう】
「思っている事を上手く伝えられない」「何を話せばいいのかわかりません」という人は多いと思います。
コミュニケーションには「言語コミュニケーション」と「非言語コミュニケーション」の2つに分かれています。
「言語コミュニケーション」 は、言葉の意味・内容、言語的情報です。
「非言語コミュニケーション」 とは、外見、表情、視線、姿勢、動作、ゼスチャー、服装、身だしなみなどの視覚的情報。そして、声の調子、声の強弱、声質など聴覚的情報です。
心理学で有名な「メラビアンの法則」があります。
「矛盾したメッセージが発せられたときの人の受け止め方についての研究」で言語、▢、聴覚で矛盾したメッセージが発せられたとき、どれを信用するかという実験です。
視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%、私たちは、言葉の意味・内容そのものよりも、視覚情報や聴覚情報を重視しているのです。
人に何かを伝えたい場合、「言語」だけでなく、「非言語」が非常に重要であるということ。
今よりも、ちょっとだけ非言語的コミュニケーションを意識するだけで、あなたのコミュニケーション力が大幅にアップすることは、間違いありません。
私が意識していることは、「堂々と話す」です、会議でもじもじ、小さい声で話している人の話は、聞いていても説得力がありません。背筋を伸ばして、聞きやすい声質、丁寧な言葉使い、手振りなんかも使っています。
【目は「想い」や「感情」を伝える器官】
非言語コミュニケーションを使うと、想いが伝わりやすくなります。
誰でも簡単に非言語コミュニケーションは、相手の目を見て話す、つまり「アイコンタクト」です。
アイコンタクトをすることで、お互いの細やかな感情の機微が伝わりやすくなり、コミュニケーションが深まります。
恋愛でも仲良くなりやすいし、ビジネスでも親しい関係性を作りやすいし、お互いの人間関係が深まり、あなたの評価も上がります。
またアイコンタクトによって、ドーパミンが分泌されます。
ドーパミンは「うれしい」「楽しい」という幸福物質であり、モチベーションを高め、記憶を増強する効果もあります。
「相手の目を見るのが怖い」という方もいらっしゃると思います。
そんな方は相手の目を見るのではなく、眉と眉の間、目と目の間、あるいは空いての鼻の周囲を見るようにすると楽にアイコンタクトができます。
「目は口ほどにものをいう」と言いますが、あなたの「想い」や「感情」は目に現れますので、アイコンタクトによってあなたの感情を相手に伝えることができます。
仕事で「この商品は素晴らしいですよ!」と目で訴えながら話すと、相手に「想い」は伝わります。
また恋人と話すとき「あなたのことが好きです」と目で訴えながら話すと、より関係は深まります。
逆に「関心がない」「話がつまらない」というのも、目に現れやすいので注意が必要です。
「話す」「伝える」というのは仕事やプライベートでもっとも使われる「アウトプット」です。話し方、伝え方、声のトーン、表情、目線・・・ひとりでいるときに練習するのもありなのかもしれませんね。
【学習のアウトプット】
同じことを何度学習しても、いざという時に忘れているということは多くあります。人の脳はコンピュータのように、一度見聞きした情報を確実に定着させることはできません。
何度も「アウトプット」する経験を積むことで、徐々に定着して記憶されていくのです。
記憶に定着させる、習慣化するには何度も文字で書き出したり、言葉で言ってみたり、行動する、というのが「アウトプット」で学習した内容を自分のものにするコツです。
良質なアウトプットを常に出し続ける人は、職場や業界で評価され、社内外で市場価値が高まります。自身の名前で仕事ができるようになったり、自分の書籍を出版したり、YouTuberになって稼いでみたり・・・。多方面でアウトプットし続けて、複数の輸入源を有する人が増えています。
プライベート、仕事、商談、スピーチなど、どこでもアウトプットすることで学びは身につき、クオリティが高まります。本で読んだ知識、ダイエッや美容法、料理など日常的な「学び」も、どんどんアウトプットしていきましょう。
〇 意見や学習成果を披露する機会を意図的に作れば、社内外でインパクトを残すことができる。
✖ インプットする事ばかりに注力してしまい、その学びが活用されていない。
↓ 参考書籍
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