【真のライバル】 あなたの本当に戦うべき相手

心理・思考・時間

【他人と競争すると散漫になり、自分と競争すると集中できる】

あなたは競争するのが好きだろうか?

競争が好きな人は、いつもストレスが溜まってイライラしている。

他人と競争しても、結局1番にはなれない人の方が多いから、敗北者として人生を終えなければならない。

ここに議論の余地はない。

ところが、いくら競争してもストレスが溜まらず、落ち着いて集中できる相手がいる。

その競争相手とは、昨日までのあなた自身だ。

著者はこれまでずっと自分と競争してきたが、ノンストレスで、淡々と集中できた。

他人との競争とは、ピラミット社会で頂点を目指し、身も心もボロボロになって、敗北するまで戦い抜くということだ。

これに対して自分との競争とは、雲上の社会で極めて優雅に、自分の好きなことに集中するということだ。

高度1万メートルの雲の上というのは、雨も嵐も雷も存在しない。

ただ静かに、透き通るようなブルーが一面に広がっているだけだ。

ここで大切なことは、ピラミット社会の中でいくら生涯勝ち続けても雲の上には永遠に届かないという事実である。

では、ピラミット社会から雲上の社会に引っ越すのは、そうすればいいのか?

それはピラミット社会から脱出することである。

周囲のしょぼい他人と競争することから卒業して、昨日までの自分と競争するのです。

そんなことは成功者なら誰もが知っている事実だが、誰も教えてくれない。

なぜなら、世の中にはピラミット社会で生きている人々が大半なのだから、その人たちの人生を否定するようなことは、とても言いにくいのだ。

ピラミッド社会から雲上社会に引っ越すために必要なのは、唯一あなたの覚悟だけです。

サラリーマンでも経営者でも、芸術家でも、職業に関係なく、自分と競争することは可能です。

【集中力とは孤独力のこと】

著者はコンサル時代、数多くの企業で採用を手伝ったことがあり、綺麗事を抜きにして、難関大学に通う学生は確率的には間違いなく「仕事ができそう」だったそうです。

採用の段階で仕事ができるかどうか、判断できるわけもなく、難関大学の学生だから「優秀」と判断せざるおえない。

理由は明白で、難関大学を受験する学生は、入試に必要な科目をひたすら解き、努力を続けていた人、孤独に模範解答の暗記を繰り返してきた人なのです。

つまり、集中力が桁違いに鍛えられた、鍛えてきた人たちなのです。

著者はその学生に集中力があるかどうかは、面接会場で見た瞬間にわかるそうです。

孤独に自分を磨いている学生は集中力があり、群れて騒いでいる連中は集中力がない。

孤独に自分を磨いてきた学生はいい顔つきをしており、いつも群れて騒いできた連中は、ぶったるんだ顔つきをしている、そうです。

孤独な学生は、自分の頭で考えて意見を述べるが、普段から群れている連中は、羊の群れの退屈な意見をメェメェ述べている。

集中力というのは、孤独力のことなのだ。

もし、あなたの子供が現役の高校生であれば、ぜひ、孤独に集中力を磨く道から逃げずに挑戦することをおすすめします。

あなたが社会人なら、大好きな勉強に孤独に没頭し、集中力を養えばいい。

【あっという間に時間が過ぎたことは何だったかを思い出す】

そもそも、集中力とは何かがわかっていない人が多い。

嫌なことを我慢して、黙々とやり続けることが集中力ではない。

とりあえず、デスクの前で座り続けていることが集中力でもない。

集中力とは、あっという間に時間が過ぎ去るということです。

子供の頃に、あなたが虫取りをするのが大好きだったとしよう。

きっと虫取りをしている間は時間を忘れて、あっという間に日が暮れてしまったはずだ。

あるいは、小物作りがあなたの大好きなことだったとしましょう。

あっという間に時間が過ぎ去ってしまったはずです。

あなたの「あっという間に時間が過ぎたこと」はなんですか?

集中力とはそういうもので、努力とか忍耐とは対極にあります。

その状態を作り出すためにはどうしたらいいかを考えるのが、正しい集中力の磨き方です。

「それができないから苦労している」と膨れる人もいるでしょう。

そんな人は、ぜひ次の「置き換え」を試してください。

今、目の前の仕事を自分の好きなことに置き換えることで、集中力は抜群にアップします。

あなたにも、あっという間に時間が過ぎてしまう「何か」が必ずあるはずです。

その「何か」を思い出して、今の目の前の仕事に置き換えていけばいいのです。

【自分の勝ちパターンを把握しておく】

成功本を読むと成功しやすくなるという話は本当でしょうか?

もちろん、本当です。

成功本を100冊読み込んで、その内容の10%を試し、1%を習慣にすれば、もはや成功しないほうが難しいでしょう。

全国の書店に陳列されている商業出版の成功本というのは、本当に成功した人しか出すことができない。

成功を目指すなら、成功本を読んでおくのが断然効率がいいです。

ただし、成功本を読むために、注意しなければならないことがあります。

それは成功本を読みながら、自分の勝ちパターンを把握しておくことです。

成功本は出し惜しみすることなく、著者が持っているすべてを公開してくれるが、それはあくまで「その著者が成功したノウハウ」に過ぎないという事実を忘れないことです。

だから、成功本を1冊読んでも、すべてあなたに当てはまるわけではないのはもちろん、すべてを真似できるノウハウというわけではないのです。

注意点としては、できるだけ複数の著者の本を読むことと、自分と似た経歴の著者の本を読むことです。

様々な角度から光を当てて、自分と似たタイプの成功者から学ぶことにより、「これなら自分もできそうだ」とやってみる気になるはずです。

ノウハウを10も試せば、1つくらいは人生を変える習慣に出会うだろう。

いずれにせよ、他人の成功談にうっとりと感心して終わるのではなく、「自分ならどうするか」「自分の成功方程式を創るぞ」よいう軸だけは、忘れないようにしましょう。

自分の軸さえあれば、あなたは本のみならず、森羅万象から学ぶことができます。

何をやっても集中できるようになります。

【自分が集中できる食事と睡眠を把握しておく】

集中力の源は、食事と睡眠です。

集中力が突出している人は、自分に合った食事と睡眠を熟知しています。

睡眠に長さは関係ない。

なぜなら、人によって、あるいは日によって、必要な睡眠時間は異なるからです。

仮に「私は6時間の睡眠時間ベスト」と主張する人がいても、体が疲れているときには6時間では足りないだろうし、翌朝に大好きな相手と初デートの予定が入っていれば、そわそわして6時間も寝てられないでしょう。

人によって異なりますが、私自身は「一日7時間睡眠」を目標?設定しています。

それも踏まえて、寝る時間も決めて、寝る前にやることを習慣化し、ルーティーンを終えて、布団に入り、読書をしてウトウトしたら、無理せず電気を消して寝ます。

始めは、いろいろと試して、次の日に「昨日はよく寝むれた」「今日は疲れが取れていないか、昨日の夜は何したっけ?」と自分のパターンを把握して、上記のルーティーンになりました。

約半年ぐらい、いろいろと試してみました(笑)。

睡眠が集中力に影響するのは、他のたくさんの書籍にも記載されていますので、私の場合は一番に「睡眠時間の確保」と「睡眠の質」「睡眠環境」を改善しました。

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次に食事に関しては、消化に悪いものを食べないようにすること。

ランチで脂ぎったラーメンと大盛りライスを食べると、午後から眠くて仕事にならないことは、今時、誰でも知っているだろう。

ランチを食べたら必ず眠くなるのではなく、過剰な炭水化物を摂取することで、激しい睡魔が襲ってくるのです。

これは個人差がありますが、私の場合は「食べ過ぎない」ことに注意しています。

満腹になると、睡魔が襲ってきて目も半開きになってしまいます。

これも、いくつか試してたどり着いた結論です。

私の場合は、特に「カレー」は眠気を誘いました。

何かの書籍で読んだら、カレーは香辛料などがたくさん使われており、体を温めるので眠くなる・・・あと、昼にカレーを食べる社員は仕事ができない、とまで書かれていました。

これから先、集中力を保って仕事や学業に励みたい方は、自分の食事を見直して、「何が一番、最適か?」をいろいろと試してみることをおすすめします。

成功とは自分の睡眠と食事を100%、自分の裁量で決断することです。

↓ 参考書籍

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