【自己愛と自己肯定感】 「好きな自分」の探求と実現

心理・思考・時間

私たちはこれまでに、さまざまなことを確認してきました。

復習をかねて、振り返って見直してみましょう。

1.チャンスを取り逃がしてしまうのは、思考のマンネリ化が弊害となっているからだ。

2.考え方のくせ、思考パターンのマンネリ化は、自分では気づかない。

3.日常のすべては、自己像の複合体としてできている。

4.成長するために、日常習慣の殻を破る必要がある行動が伴ってはじめて、何事も本当の理解ができる。

5.人生における成功の原点は、脳と体と心の三位一体を「快」に導いていけるかどうかにかかっている。

以上の六項目をもう一度しつかりと脳にインプットすると、変身のための弾みがつくと思います。

そうして理解と認識を深めていくと、脳という土壌に未来志向の種をまきやすくなるでしょう。

佐藤さん

「自分自身」の行動パターンや癖を理解して、「なぜ?」を導きましょう。

原理1:考え方や自己像は「選択」しなおすことができる。

原理2:自律神経系は夢を叶える「自動目的達成装置」である。

原理3:想像体験の威力により現実を思いのままに動かしていける。

原理4:誰もが「勝ち組遺伝子」を標準装備している。

原理5:オプテイマルヘルス=最高の健康状態にあると自然と成果があがっていく。

原理6:楽天思考で絶大な「快」を生み出し、大スケールの夢を楽々と実現できる。

原理7:言菓の力で制限遺伝子のスイッチをOFFにし、「勝ちぐせ」を身につけられる。

古い自己像をチューンナップし、新しい自己像を確立する方法について説明しようと思います。

新しい自己像の確立は、そのままみなさんの「幸福のプログラム」となり、充実して実り多い人生の設計図ともなるでしょう。

まず、自己像の法則について以下にまとめてあります。

これをしっかり頭に入れておいてください。

・自分はこんな人間であるという思い込みが、現在の自分をつくり、未来も規定していく・容姿や性格だけでなく、仕事観、金銭観、異性観、恋愛・結婚観、人間観、人生観、年齢・寿命観も、すべては自己像の一部である。

・なりたい自分、こうありたいと思う人生のイメージを具体的な言葉にしていくと、より望ましい新たな自己像を確立できる。

みなさんが思い描く自己像は、自律神経系によって認知され、みなさんの人生全般を支配しているという事実を忘れずに、また、「自分に対する思い込みを変えると未来を変えていける」という法則を、ぜひ肝に銘じておいてください。

さて、自己像が形成されていくプロセスで最初に影響を与えたのは、おそらく最も身近にいる母親だったでしょう。

そして、父親、兄弟姉妹、祖父母たち。

家族構成、環境、経済的な状況、どんな言葉をかけられ、どのように扱われたかによっても、自ずと違いが出てきます。

学校や友人、社会、仕事、時代の価値観も、大いに関係しています。

そのほか、数え切れないほどのさまざまな要素が、みなさんの自己像形成に関わってきました。

しかし、どんな自己像であれ、それを形成したことの最終的な責任は自分自身にあると思います。

なぜなら、これまでの自分に対する他人の評価、自分自身の評価というものは、かなり不確かなものではないでしょうか。

動かしかたい事実などほとんどなく、根拠の乏しいこともしばしばだったのではありませんか。

それをそのまま受けとめてしまい、強く思い込んでしまっただけに過ぎないとは考えられませんか。

つまり、自分をどのように解釈し、どう意味づけるかは、自分の受けとめ方や考え方次第であった、つまり、みなさんの自己像形成は自分だけの問題であったということなのです。

それに気づかず、誰かほかの人や外部の力に支配されていると信じている限りは、いつまでも犠牲者として留まってしまいます。

このまま変わらずにいると、自分を無力だと感じ、無力な人間らしい行動しか起こせずに終わってしまいます。

しかし、「自分の人生だ、すべての責任は自分にある」と受けて立ったとき、自分を変える力が生まれてきます。

自分で納得のいく新しい自己像を選択しなおそうと歩みを進めたとき、みなさんの運命は大きく好転していくのです。

まず手始めに、「好きな自分」のイメージをできるだけたくさん持ってください。

佐藤さん

もし、仮に「自分はいいところがない」という方は、じっくり時間をかけて捜してみてください。些細なことでもいいです、少し誇張してもいいですし、思い込みでも構いません。「自分」を理解していきましょう。

「私は若々しく、健康で美しい」

「素晴らしい仲間や友人がたくさんいる」

「家族をこよなく愛し、みんなにも愛されている」

「お金に縁がある、富と財産をもっともっと増やしていける」

「人よりすぐれた能力がある」

「一生懸命に仕事をし、できる人物だと評価されている」

「大きな夢と目標を見つけ、スケールの大きい成功を勝ちとる」

こうしたインパクトのある自己像イメージは、自分の中に眠っているパワーを呼びさます起爆剤となります。

ほかの人と比べる必要などありません。

あくまでも自分が思い込むことが大切です。

少しうぬぽれているかなと思うくらいでちょうどいいと思います。

ただし、どこか心の底で「白々しいなあ」「ちょっとキツイなあ」と思う自分がいるとしたら、効果は激減してしまうので注意してください。

脳はちょっとした迷いも敏感に察知しますから、うわべだけの言業はあまり有効ではありません。

それならもしろ、憧れの俳優や尊敬する人物について語ったり、存分にはめまくることのほうか、はるかに効果はあがっていくのです。

たとえば、「私は作家のヘミングウェイが大好きで、作品も生き方そのものも心から尊敬している。ヘミングウェイは旺盛な創作意欲で数々の名作を著す一方、どこまでも行動の人であった。そのワイルドな感性と男のダンディズムが、世界中の男たちの羨望と尊敬を一身に集めているのだ」

このような讃辞を意識的に語り続けていると、脳は発した言葉のとおりになろうとして、内面にも外見にも大きな影響を及ぼすようになるのです。

やがて、無意識のうちに自然と言葉が出てくるまでになれば大成功です。

さらに、熱い感情を込めて語れるようになると、なりたい自分、こうありたいと思う人生を現実に叶える力が何倍にもアップします。

そして、最初は途方もない考えに思われるような望みでも、ときの経過とともに、やがて自分の心や体にしつくりと馴染んできます。

これが、新しい自己像の確立です。

佐藤さん

さて、準備は整いましたね。

↓ 参考書籍

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