【無限ループの4つのステップ】
ステップ1 「自分が好きなこと」を見つける。
ステップ2 「好きなこと」を極めていく。
ステップ3 「好きなこと」を収入に結びつけていく工夫をする。
ステップ4 「好きなこと」で得たお金を再投資する。
好きなこと、得意なことをいかにマネタイズするか。
あなたらしいお金の稼ぎ方について考えて見てください。
この4つのステップは次なる稼ぎに繋がるお金の使い方です。
ステップ1~4を繰り返すことで、「無限ループ」を回せるようになります。
ただし、「無限ループ」を回していくうえで、1つ頭に置いておくことは同じ場所ををくるくると回るのではなく、螺旋階段のように回りながら上にあがっていくことを忘れないでください。
平面の円をくるくると回るのではなく、あくまで螺旋状に、できれば上にいくほど大きくなるイメージを持つことです。
重要なことは、好きなこと、得意なことで稼いだお金を使って、あなたはさらに好きなこの中で、存在感を高め、いずれは仲間を集め、さらに稼げるようになっていくよう心中で、存在感を高め、いずれは仲間を集め、さらに稼げるようになっていくよう心がけることです。
よく言われる「PDCA」サイクルを回すだけではなく、少しづつ上に、前に、大きくサイクルを回していく事が出来ると、「進歩(進化)」していけるはずです。
副業で月何万円か好きなことで稼げるようになったという状態は、同じ場所をぐるぐる回る平面の円に過ぎません。
それで満足であればかまいませんが、私が思い描き、あなたにオススメしたいと願っている「無限ループ」は好きなこと、得意なことを軸とした新たな生き方の提案です。
それを実現するには、稼いだお金をあなたのために使う再投資が欠かせません。
好きなことで得たお金の再投資の仕方をご紹介していきます。
【物より経験を買う】
「無限ループ」を実現していくうえで一番のタブーは「好きなこと」「得意なこと」とは関係ないところにお金を使ってしまうことです。
例えば、副業で10万円の収入があったとして、その10万円を好きなこと、得意なこととは関係なく、欲しかった時計を買ってしまったとしたら、それは単なるご褒美消費になってしまいます。
もちろん、時にはご褒美も必要でしょう。
しかし、無限ループはまだスタートし始めたばかり。
今のあなたにとって一番大事なのは、好きなこと、得意なことをマネタイズして、稼げるような環境を作っていく事です。
まずは物を買うよりも、好きなこと、得意なことを伸ばし、磨いていくことのできる経験にお金を使っていきましょう。
先の「時計を買う」は本当に欲しいものですか?
人間の本能には「承認欲求」というのがあります。
他人から認められたいという気持ちが、ブランド品や高級車などを購入することになってはいませんか?
人は「好きなこと」「得意なこと」に再投資するよりも「承認欲求を満たそう」とすることを優先しようとします。
さらにいえば、承認欲求を満たすことが人生の目的になってしまって「好きなこと」の追及をやめてしまう人もいます。
これでは「無限ループ」を回すことはできません。
ですから、もし、あなたが何か高い商品を買うときには「もしかしたら自分は承認欲求を満たしたいだけなのではないか」ということを、よくよく自分の胸のうちに問うことが大切です。
承認欲求の厄介なのは、どんなにお金を投じても、けっして完全に満たされることがない点です。
一時的に充実感を得られたとしても、高級車の上には超高級車があり、高級時計にも超高級時計があります。
立派なオフィスの上にも、さらに快適なオフィスもあります。
お金は「好きなこと」「得意なことに」投じなくてはいけません。
「好きなこと」「得意なこと」に「お金」を使うことによってのみ、「無限ループ」が回り始めます。
承認欲求を満たしてくれる物にお金を使うのは、やめにしましょう。
また「物」より「経験」への再投資が人を幸福にしますし、副業で稼いだお金をただ「浪費」するのではなく、自分の「スキル」に活かすのもいいでしょう。「お金」は使えばなくなりますが、「スキル」は使えば使うほど磨かれていきます。
【価格<価値のあるものに使う】
これを買ってこれ以上のお金が戻ってくるか?
ウォーレン・バフェットの名言に「価格とは、何かを買うときに支払うもの。価値とは、何かを買うときに手を入れるもの」という言葉があります。
お金を賢く扱うには、価格ばかりに目を配るのではなく、それが自分にもたらす価値について考える必要があるということです。
高ければ高級ではなく、高うだけの価値をあなたが得られるかどうかを考えることです。
安いからお買い得ではなく、手に入れるでけの価値があるかどうかを考えるべきです。
再投資の意味で言えば、10万円の投資で10万円以上の価値を得られれば、そのお金の使い方はムダではありません。
一方、10万円を惜しく感じてしまい、投じるべきときに使わなければどうでしょう。
たしかに、手元にある10万円は減りませんが、あなたにとってそれ以上の価値を生み出してはくれません。
つまり、可能性に対してはきちんとお金を使うことが大切で、価値につながらない物や体験には、一線も投じないほうがいいということです。
これは「投資したお金以上の利益を、手に入れるという意識を持つ」ということであり、「好きなこと」「得意なこと」を仕事や収入に結びつけていくうえで、絶対に外せない原則です。
目的は好きなことでお金を生み出し続ける「無限ループ」を作ることなので、その場しのぎで楽しむだけでは意味がありません。
企業の経営も同じです。
投資した研究開発や設備投資、宣伝費よりも、回収できた売り上げのほうが少なければ、継続的に経営を続けていくことは困難です。
ですから、あなたがまず持つべきは、「お金を使ったら、それ以上のリターンを得る」という意識です。
そして、どうしたらリターンを得られるかをいつも考えるようにしておきます。
加えて、「回収できないようなものには、お金を使わない」という意識を持つことも大切になります。
もし、物を買うなら「これを手に入れることによって、どんなリターンが、どのくらい得られるだろうか」ということをしっかり考えるようにします。
リターンが得られるのなら購入し、得られないのなら見送ります。
そして、買ってしまった以上は、絶対に使ったお金以上の価値を得るために、その方法を懸命に考えるようにしてください。
一方、「お金を使ったら、必ずリターンを得る」という意識とともにもう一つ、「お金を使ったら、それを必ず仕事に結びつける」という意識も大切になります。
例えば、飲み会があったとしたら出会った何人かで新しいビジネスはできないか考えたり、旅行に行った先や買い物をしに町に出かけたとしたら、そこで出会った人や感じたことをヒントに、何か企画を立てられないだろうかと考えて見てください。
たとえ遊んでいたとしても、常に半分は「遊び」、半分は「仕事」の意識を持っておくことです。
これによって、いろんな物事を「仕事」に結びつけて考えられる力が身についていきます。
【本に使う】
多くの人は、「自分なりの価値の物差し」が明確ではありません。
そのため、店頭などで示されている価格に翻弄されることになります。
50万円のブランド品のバックを買うかどうか決めるときも、自分の中の価値基準が明確でない人は「50万円だから、きっと価値のあるものだろう」と考え、世の中で示されている価値の設定に従ってしまうわけです。
しかし、本来は「自分にとってそのバックは、50万円で買う価値があるかどうか」で判断するべきです。
お店がその商品についてどんな価格設定をしていたとしても、自分の価値観に沿って自分なりの物差しを持てば、価格に惑わされることがなくなります。
著者は学生時代に「影響力の武器」という本を購入しました。
↓ 参考書籍
この本から学び取り、実践してきたことを通してどれだけの価値を得たのか想像もつかないそうです。
「影響力の武器」以外にも、本に書かれた内容と付けられた価格の差があまりに大きすぎます。
私も「読書」をするようになって、一冊1500円前後にたくさんの「知識」や「知恵」がつまっていることに、気づかされました。「読書」は最高の「安価な自己投資」だと思っています。
本から得た「知識」。
それを実践することで得た経験。
それは誰にも奪えません。
そして、あなたの中から消えることもありません。
むしろ、読めば読むほど、使えば使うほど価値が高まり、いつでもお金を稼ぎだす手助けをしれくれます。
本にお金を使うことは、ナーリスク・ハイリターンの最高の投資なのです。
【自分より他人に使う】
人はお金が稼げるようになったとき、次に何を求めるかといえば、幸せになることです。
では、幸福度を上げるために最もいい方法は?というと、心理学的には利他的な使い方がいいとされています。
具体的には「誰に」「どんなもの」を与えればいいのでしょうか。
まず「誰に与えるのか」という問いに対する答えは、知り合いみんなにです。
他人のためにお金を使うことは、あなた自身に幸福度を与えるだけでなく、「返報性の法則」が働き、まらり回って周囲の人が「あなたにとっての与えてくれる人」になります。
つまり、他人のために使ったお金は投資となり、あなたの「好きなこと」「得意なこと」をマネタイズするチャンスを増やしてくれるのです。
ペンシルベニア大学の組織心理学者アダム・グランドは、他人のためにお金を使える人、与える人を「ギバー」と定義して、社会的に最も成功すると指摘しています。
グランドは、人には「ギバー」「テイカー」「マッチャー」の3つのタイプがいると分析しています。
「ギバー」は、相手が何を求めているかに注意を払い、与えることに注力する人たちのことで、逆に「テイカー」は、自分が利益を得ることを最優先に考えて行動しようとします。
そして「マッチャー」は与えることと受けとることのバランスを取ろうとします。
グランドは3つタイプのうち、仕事面、経済面で大きな成功を手に入れるのはギバーだと指摘しています。
自分の利益を得ることを最優先にしているテイカーよりも、結果的にはギバーのほうが、より大きな利益を得ているというのです。
なぜ、ギバーが成功するのか?
テイカーは、周囲から「あの人は策略を巡らして、私たちを出し抜こうとしているのではないか」という疑念を持たれるため、周りから協力を得ることができず成功が遠のきます。
一方、マッチャーの場合は、人のために使った分は返してもらうと考えるため、常に「本当にこの人は、使った分を返してくれるだろうか」と計算し、行動が遅くなります。
その結果、チャンスを逃し、常に後手に回ることになるわけです。
それに比べてギバーは、相手に与えることを最優先にしますから、返報性の法則において先手を打つことできます。
また、お金を使うときには、先方が求めているものをきちんと考えたうえで与えますから、相手から深く感謝されます。
その結果、仕事でもプライベートでも、いろいろな人の協力が得られるため社会的な成功を得やすくなるわけです。
↓ 参考書籍
ただし、注意点があります。
グランドによれば、社会的成功の上位層を占めているのはギバーの人たちですが、一方で最下位層を占めているのもギバーだというのです。
ギバーは「トップのギバー」と「ボトムのギバー」に二極化する傾向があり、与える人、他人のためにお金が使える人になれば、それだけで成功できるわけではないというこです。
では、トップのギバーとボトムのギバーの違いはどこにあるのでしょうか?
それは、ギバーとして人に何かを与えるときの「与え方の違い」にあります。
ボトムのギバーは、自分を犠牲にして他人の利益のために働きます。
仮に100の利益が得られたとき、自分は10しか取らず、90を他人に与えます。
そのため、より多くの利益をむさぼり取ろうとするテイカーの格好の餌食となってしまうのです。
一方、トップのギバーは、全体のパイを大きくすることに力を注ぎます。
協力してくれた人たちと共に知恵を絞り、力を出し合うことによって、それまで100しか得られていなかった利益を200、300へと拡大していく努力をします。
もし、1000の利益を上げることを実現できれば、自分は全体の10%しか取らなかったとしても、100の利益を得ることができます。
そして、拡大した分の利益を協力してくれた人たちに配分することで、誰もが幸せになります。
つまり、他人のためにお金を使いながら、「好きなこと」「得意なこと」によって稼げるパイを拡大し、配分を大きくしていくわけです。
なので、より多くの人の協力を得ることができ、実際に成果を手に入れられる可能性も大きくなるのです。
【任せるチームを作るために使う】
「好きなこと」「得意なこと」を仕事をし、稼ぐ場合、大きく分けると二つの選択肢が考えられます。
一つは独立や起業です。
例えば、趣味のランニングが高じて、3時間を切るサブスリーを達成し、その経験とランニング理論やアドバイスをブログなどで発信。
それが公表で著者や公園、セミナーの講師といった仕事が舞い込むようになったとしましょう。
その時点で働いている会社を辞めて独立、起業を選択するというルートは、好きなこと、得意なことを仕事にしていくうえでよくある話です。
ランニングが、互角の人もいれば、骨董の人もいれば、カウンセリングの人もいれば、不動産投資の人もいるでしょう。
人の役に立てるだけのスキルを身につけ、アピールし、実際に貢献することでマネタイズのチャンスが得られるのは、どんなジャンルの仕事でもかまいません。
もう一つのパターンは、会社に勤め続けながら、「好きなこと」「得意なこと」を「仕事」に結びつけていくという選択肢です。
先のランニングが得意な人でいえば、スポーツイベントを企画する会社やスポーツブランド、トレーニングジムといった会社に在籍していれば、「好きなこと」「得意なこと」と「仕事」を結びつけることが比較的容易になります。
また、「好きなこと」「得意なこと」に取り組むことで磨いてきた知識や情報、スキルやネットワークを活かせる仕事を、新規事業プランとして会社に提案するという方法もあるでしょう。
どちらルートを歩むにしても、共通していることは、仕事をしていくうえで「チーム」が必要になってくることです。
特に独立や起業の場合は、一緒に働いてくれる仲間を新たに増やしていく必要があります。
会社を経営していくうえでは、必ずあなたができないこと、嫌いなこと、不得意な作業が生じてきます。
そこで、あなたの嫌いなことや不得意をカバーしてくれる人が必要になります。
そのとき、大切なのは、自分とは異なる能力を持った仲間を選んでいくことです。
あなたの「不得意なこと」が得意な人が最適です。
気が合う「類友」ではだめです。
【手間を減らし、時間を買うために使う】
このルールの根底にあるのは「時間を大切にする」という考え方です。
「好きなこと」「得意なこと」を追求していくためには、一定の時間が必要になります。
しかし、1日24時間で稼げる金額には差があっても、1日が24時間なのはすべての人に共通した条件です。
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例えば、一緒に飲みに行くと、いつも愚痴話を聞かされる羽目になる友人がいるとします。
1回あたりの飲み代は平均5000円で、いつも3時間程度飲んでいた場合、あなたが支払っているコストは5000円+3時間です。
もし、その友人とお酒を飲む代わりに、3時間と5000円を「好きなこと」「得意なこと」に磨きをかけるために使ったら、どれだけの効果が期待で知るでしょう。
あなたは愚痴る友人を飲むことによって、飲み代以上に貴重な時間という資源をムダにしているのです。
仕事が忙しく、かつお金を稼いでいる人ほど時間を大切にするのは、彼らがその価値を自覚しているからです。
もし、その時間を無為に過ごしてしまった場合、取り戻すことがいかに難しいか、時間に対するコスト意識が違います。
つまり、あなたが「好きなこと」「得意なこと」を軸にした無限ループを回そうと考えているなら、少なくとも時間がお金よりも尊いということを知っておかなければなりません。
私はまったくお酒を飲まないのですが、以前はそういった「飲み会」に参加していました。飲み会は「〇〇さんの愚痴」「会社の愚痴」などのオンパレードです。年をとって考えてみると、まったくもって時間の無駄でした。そういった飲み会や集まりを冷静に見ると「もう、参加しなくていいな・・・」と思えるはずです。
そして、再投資の際は自分の使える時間のうち、20%を「好きなこと」「得意なこと」に投じるように心がけていきましょう。
これは「80:20の法則」に基づいた考え方で、仕事ができる上位20%の社員が、会社の利益の80%をもたらしているという法則ですが、個人が仕事に取り組むときも同じで、20%の自分の時間をしっかりと「好きなこと」「得意なこと」に再投資できれば、大きな成果が期待できるでしょう。
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自分の「時間の使い方」を整理して、見直し「自己投資」「自己成長」に時間を使ってください。
【力が最大化する組み合わせに使う】
これは今ある、あなたの武器に掛け合わせることで、その力が倍増する第2の「好きなこと」「得意なこと」に再投資していくという手法です。
例えば、「英語が好き」という人が、英語の勉強に集中的にお金を使い、知識やスキルを磨いて、英会話学校の先生になったとします。
これはたしかに、「好きなこと」「得意なこと」を「仕事」に結びつけた一例で、ある意味、一番わかりやすいパターンです。
しかし、その段階で満足し、再投資を怠ると世界は広がっていきません。
というのも、たくさんの人が目指している分野、得意としている人の数が多いジャンルは、それだけ激しい競争にさらされます。
ライバルは増え続け、価格競争も起きます。
つまり、自分が投資しただけのお金と時間を回収することが、そのぶん難しくなるわけです。
もちろん、その中で突き抜けた実績を残せば、高収入をえることも不可能ではありませんが、それでもレッドオーシャン(競争の激しい既存市場のこと)に中に身を投げ出すことに変わりはないので、相当の覚悟が必要となります。
その点、ブルーオーション(未開拓の新規市場のこと)は競争相手が少なくオススメで、まだ誰もやっていないこと、まだ誰も気づいていないことを「仕事」にするのです。
いわば、自分で「仕事」を創り出すわけです。
先の「英語が好き」の例でいくと、技術系の英語力に磨きをかければ、特定の専門ジャンルの通訳や翻訳というキャリアを築くことができますし、もう一つ言語を身に付けて、英語・日本語・マイナー言語のトリリンガルとなり、あえて狭いマーケットを囲い込み、存在感を際立たせるという戦略もあります。
現代ではSNSが主流となっていますから、SNSを使ったマーケティングや情報発信もいいかもしれません。
まずは「好きなこと」に関する自分の今の能力を把握して、その能力をどのように活用すれば、人の役に立てられるか、誰かの課題を解決することに繋がるかを考えてください。
好きなことがわかっているからこそ、偶然舞い込んできたチャンスを活かすことができるようになります。
↓ 参考書籍
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