「声をかけて OK」なのは、どんなとき?

心理・思考・時間


デートや恋愛では、女性のほうが男性よりも多くの非言語シグナルを発する。



だが女性に声をかけるという最初の一歩を踏み出すのは、ほとんどの場合男性だ。


ただし、実際に出をかけても許されるのは、女性のほうが先に相応のサインを見せて「あなたからのコンタクトに興味がありますよ」というシグナルを送ってきた場合にかぎられる。


女性たちは、目線によって許可のサインを送っている。


つまり恋愛は女性からのかすかなシグナルによって幕を開けるのだ。


この許可なしに声をかけても、はじめから失敗するのは目に見えている。


そこで気になるのが、どうすればこのサインを正しく読み取り、アプローチの成功率を上げられるかだ。


あなたが男性の場合、自分を歓迎してくれる女性だけに声をかけるには、どうすればいいだろう?


致命的なミスを避けるには、女性のどんなシグナルに気をつけるべきだろう?


一方、あなたが女性の場合は、アプローチしてほしい男性にピンポイントで自分の非言語シグナルを届けるためにも、ここからの内容はきっと役に立つと思う。


まず、男性へのルールそのひとつは「視線が合うまで待つ」だ。


パーティーで理想の女性を見つけると、相手がまだこちらに気づいてもいないのに声をかけようとする人がいる。


だが先ほども言ったように、視線が合わなければ何も始まらない。


どんなにその女性に語りかけようが、許可がなければ成功の見込みはないだろう。


そして女性は視線によってのみ、その許可を出すものなのだ。


道を歩いていて知らない他人と目が合ったら、通常1、2秒ですぐ視線をそらす。


こうすることで相手の存在を認識したことを示しつつ、それ以上関わるつもりはないと伝えるわけだ。


だが、女性が男性と目が合って2、3秒以上見つめ返してきたら、それは視線によって「もっと近くに来ていいわよ」と伝えていることを意味する。


ただし、にらめっこのように長く見つめてくるわけではないので注意が必要だ。


通常よりほんの少しだけ長めに視線が合うだけである。


さらに女性が上まぶたをわずかに持ち上げたら、かなり期待のもてるスタートといえるだろう。


このしぐさは本当に一瞬しか表れず、しかも女性が本当に誘いをかけたい相手にだけ、そっと発せられる。


このとき上まぶたと一緒に眉も引き上げられたら、許可のサインはさらに明確なものとなる。


女性は男性にねらいを定めると、相手が視線に気づいて見返してくるまでじっと見つめる。


このとき女性が数秒間目を合わせた後に、顔をわずかにそむけて視線だけを向けてきたら、それは男性にとって、自分が「誘われている」とわかる確かなサインだ。


これでもまだ男性側がサインに気づかないと、女性は顔をもとの位置に戻す。


このかけひきは何回か繰り返されることもある。


意志の固い女性たちは、ときには相手の男性が「アプローチするよう促されているんだ」と理解するまで、ひたすらこのやりとりを続ける。




視線のやりとりが終わると、次のステップは笑顔だ。


恋愛では、ここでいわゆる「はにかんだ微笑み」が表れる。


口角を半分ほど引き上げ、目は下に向けつつ、視線だけで下から見上げるように相手を見つめる。


普通の笑顔と違って顔と体は相手には向けず、視線だけを向けることが多いのが特徴だ。


また、はにかんだ微笑みのかわりに下唇を突き出すしぐさがお誘いのサインとなる場合もある。


さりげなく唇を濡らすしぐさも、これ以上なく明確なサインだ。


ただ、こうしたしぐさは限定的にしか表れない。


突き出すというより唇に少ししわを寄せるだけだったり、唇をなめるのもほんの一瞬だったりするので注意が必要だ。


口もとは笑みの形をつくっているが、目は笑っていない。


これは一見うさんくさく思える表情だ。


なにしろこの手の笑顔はつくり笑いで、敵対する者同士が表面上仲よく挨拶するときなどによく見られる表情だからである。


ところが、恋愛においては少し違う。


この表情は女性から男性への「もっと近くに来ていいわよ」というシグナルなのだ。


ただし、この合図に応えて女性に話しかけたところ、相手が再びこのしぐさをしたら、それは「もうどっかに行っていいわよ」というサインなので注意してほしい。




「恋愛をする気がある」ことをはっきり示すシグナルの1つが、首の横の部分を強調するしぐけいどうみやくさだ。


これは男性も女性も同じだ。


ここは頸動脈が通っているため、人間の身体の中でもきわめて弱い部分である。


女性がそこを強調するのは、「私はあなたにとって危険な存在ではないゎ。だからもっと近くに来て」というメッセージだ。


たとえば髪の毛をさりげなく後ろにかき上げる、あるいはほんの一瞬首に触れるといったしぐさで、女性は首すじに注目を促す。


首をわずかに横にかしげるだけの場合もあるだろう。


またショートヘアの女性がまるで髪が長いかのようなしぐさを見せる場合も、首を強調して誘っているサインである。


男性も同じくネクタイを少し緩めてみせたり、首もとを触ったりして首を強調する。


こうしたサインはどれもお誘いのサインではあるが、あくまで「誘い」にすぎない。


これらは単に「声をかけてもいい」という許可であって、それ以上ではないのである。


佐藤さん

私も若い時、よく「ナンパ」をしてました(笑)。こういうしぐさを無意識的に察していたのでしょうか?「イケる!」「こりゃ駄目だ・・・」と瞬時に感じ取っていました。人間観察をするのが好きだったからでしょうか?まぁ、成功率は低かったですが・・・(涙)


↓ 参考書籍

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